すべてのおもてなしに天然の恵み、
奥伊豆の極上源泉が息づく「癒しの王国」。
伊豆縦貫道は、伊豆市「月ヶ瀬インターチェンジ」まで伸長し天城峠を越えた河津七滝IC〜河津逆川IC間が開通しさらに便利になった。沼津・三島方面からは伊豆縦貫道を月ヶ瀬まで、そこから414号線に入りさらに南下、浄蓮の滝やワサビ田が点在し独特の情緒を醸し出す天城峠を越え、高低差45㍍の「河津七滝ループ橋」を過ぎるとすぐの開通したばかりの伊豆縦貫道「河津下田道路」を通り、箕作から横川に向かい案内に導かれ左折すると観音温泉への最終ルートへたどり着く。
〝人里離れた静かな一本道〞といった雰囲気がぴったりで「この先に、ほんとうに温泉旅館があるのか?」と首をかしげたくなるが、しばらく慎重に細い道を進むと、女将みずから整備したという、通称「観音ロード」に導かれ、観音温泉がその姿をあらわす。
館内は、全室露天風呂付の奥座敷「ピグマリオン」、満天檜風呂付客室の「本館」、豊かな森林ゾーンに佇む庭園檜風呂付の客室「正運館」、二〇二二年のリニューアルにより生まれ変わった「離れ産土(うぶすな)亭」と四つの館から構成されている。予算やテイストに合った最適な一部屋を見つけだすことも可能。
大浴場は、宿泊利用専用の「ガラティア観音乃湯」、日帰り入浴が主体の「観音プリンシプル」の二つからなる。「観音プリンシプル」は、より多くの方にもっと気軽に観音温泉を愉しんでいただきたいという女将の願いから誕生した、観音温泉初の日帰り温泉施設だ。
観音温泉では、農園ハウスをはじめ地元の〝天然の恵み〞を活かす様々な試みが実践させているが、特筆すべきは、大浴場はもちろん、部屋付きの内湯に至るまで、ほぼすべての湯舟で〝飲泉・自家源泉かけ流し〞を実現しているという点である。
大浴場、「ガラティア観音乃湯」は、観音温泉を代表する湯船だ。敷地内の檜を贅沢に使用したことで豊かな香りが漂う「大檜風呂」をはじめ、満天の夜空を眺めながら源泉かけ流しを堪能できる「星空の満天露天風呂」、さらに源泉を使用した水中ウォーキングが可能な「アメリカンスパ」や「森のサウナ」など11、もの温泉施設が愉しめる。平成二〇年には、温泉掘削を進めてきた第三号源泉が湧出。「もっと気軽に、もっと多くの方に観音温泉をご堪能いただきたい!」という女将の願いから、日帰り温泉施設「観音プリンシプル」が誕生した。「観音温泉で多くのお客様が元気になり、喜んでいただきたい!」という〝癒しの本質〞とも言える考え方から「本質・原理・原則」を意味する〝プリンシプル〞と命名された。「ガラティア観音乃湯」同様、敷地内の檜をふんだんに使用し豊かな香りを醸し出す「大総檜風呂」をはじめ、絶景の「露天風呂」や「サウナ」、「バイブラバス」、そして日帰り温泉では珍しい「足湯」も設置している。浴後には、飲泉コーナーで喉を潤すことができ、パウダリースペースで観音源泉が主成分のオリジナルコスメティックシリーズも体験できる。まさに身体の内・外から、観音源泉を満喫できる。
観音温泉では、旅のスタイルにあわせ、四つの館を用意。一つ目は、「願い続ければ思いは叶う」というギリシャ神話「ピグマリオン伝説」から命名された観音温泉「ピグマリオン」。「プライベートを大切にした贅沢な時間を過ごしたい!」……こんな願いを見事に叶えてくれる。全室、飲泉・自家源泉かけ流し、露天風呂付の奥座敷が魅力で季節の移ろいを肌で感じながらお部屋で極上源泉をゆっくり堪能できる。二つ目は「もう少しリーズナブルに宿泊したい。」という方におすすめの飲泉・自家源泉かけ流し、展望檜風呂付の部屋「本館」。特別室「観音の間」には18、畳の部屋にベッドルームが併設された余裕のスペース。部屋を仕切ることで三世代の家族が同時宿泊可能。屋外デッキの〝足湯付テーブル〞で星空を眺めながらゆっくり語らいたい。三つ目は女将みずからデザインを手がけた飲泉・自家源泉かけ流し、庭園檜風呂付の部屋「正運(せいうん)館」。和洋がみごとに融合したデザインは人気があり、緑豊かな庭園に癒やされながら静かな休日を過ごせることがうれしい。
そして最後は、リニューアルで生まれ変わった「離れ産土(うぶすな)亭」。リニューアルにより三つのコネクティングルームが誕生。隣同士の部屋が内側のドアから自由に行き来できるので大家族やグループでの滞在に最適。寝室やトイレなどは各々に設置され、適度にプライベートが保たれている。広いウッドデッキに設置された飲泉・自家源泉かけ流しの檜風呂は、圧倒的な大きさ!。足を伸ばしながらゆっくりと湯浴みを堪能できる。足湯に浸かりながら、家族水入らずの特別な時間がゆっくりと流れてゆく。
魅力は温泉
美容成分シリカを含む美肌を超越したうぶ肌の湯
観音温泉は、すべてのおもてなしに、「飲泉・自家源泉かけ流しの極上源泉」が息づいている。湯量豊富な、三本の源泉から湧き出る pH9.5 のアルカリ源泉は、桁外れ(硬度 1.0 未満)の超軟水で、美容成分シリカを含む類い希な泉質だ。浴すとボリューム感のあるフワフワ層が生成されやさしく身体を包んでくれる。浴後には、肌が生まれたばかりの赤ちゃんのようにスベスベになることから、美肌を超越した〝うぶ肌の湯〟という代名詞がついたほど。この極上源泉を大浴場からお部屋の湯船まで、〝飲泉・自家源泉かけ流し〟で堪能できる。飲泉にも最適で、まろやかな口当たりでほのかに甘いテイストの源泉水は、〝素材の旨みを引き出す〟と定評があり、煮る、炊く、蒸すといった調理にも利用されている。
「飲む温泉 観音温泉」という名称で商品化され、モンドセレクションで過去三年連続で金賞を受賞し、最上位の最高金賞や国際優秀品質賞の栄誉にも輝いた。また、温泉水を主成分としたコスメティックシリーズも好評で、スキンケアをはじめヘアケアシリーズまで豊富なラインナップを揃えている。いずれも売店や EC サイトで購入可能だ。
魅力はお食事
おもてなしは、地場の旬味と観音農園ハウスの摘み立て野菜
観音温泉では、「彼の地にお越し戴いたお客様には、地場の〝天然の恵み〟でおもてなしを…」という地産地消の考え方に共鳴し、裏山に「観音農園ハウス」を設置し数十種類もの野菜を無農薬で栽培している。トマト、キュウリ、グリーンサンチュ、レッドサンチュ、サニーレタス、リーフレタス、水菜の葉物野菜から男爵・メークインのじゃがいも、白玉ねぎ、紅玉ねぎ、にんにく大葉、ブロッコリー、カリフラワー、ピーマン、あまな、唐辛子、ししとう、キャベツ……等々。収穫した野菜は、そのままお食事処に直行しお客様に食される。
また、温泉地熱やソーラーシステムを積極的に活用することで農園ハウス内の温度管理をおこない、地球にやさしい資源循環型の運営を実践している。芳醇な甘さが自慢の「観音温泉トマト」は、大好評でお食事処ではもちろん、お土産としてもお客様に提供している。農園ハウス以外にも、敷地内では、椎茸栽培や自家製の「山桃酒」「梅酒」づくりにも取り組んでいていずれも好評を博している。また、スタッフが自らが漬け込み、昔ながらの天日干で仕上げた〝源泉梅干し〟は、お土産の人気商品となっている。豊かなアルカリ活性(pH9.5)の観音温泉水を使うことにより、梅本来のまろやかな味わいが引き出された自慢の逸品だ。
詳細情報
建物 | 全室露天風呂付の御宿「ピグマリオン」:全18室 収容人数80名、満天檜露天風呂付の客室「本館」:全16室 収容人数76名、全室庭園檜風呂付の客室「正運館」:全6室 収容人数24名、コネクティングルームにリニューアルされた「離れ・産土(うぶすな)亭」:全15室 収容人数64名 |
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客室 | |
食事 | 夕食:源泉会席料理、朝食:和食 |
館内施設 | 浴場:大浴場「星空の満天露天風呂」・大檜風呂の大浴場「ガラティア観音乃湯」・大檜風呂の日帰り温泉「観音プリンシプル」、宴会場、食事処、バーラウンジ、売店 |
料金 | 24,350円(本館 税込)~ |
日帰り入浴 | 平日1,300円、土曜・日曜・祝祭日1,500円 |
チェックイン・チェックアウト | チェックイン15:00・チェックアウト10:00 |
Wi-Fi | 全館 |
禁煙・喫煙 | 全館禁煙・指定喫煙所有り |
温泉泉質 | アルカリ性単純性(pH 9.5) |
施設情報 / 交通アクセス
所在地 | 〒413-0712 静岡県下田市横川1092-1 |
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鉄道 | 伊豆急下田駅下車 下田ステーションホテルより送迎バス、約25分(要予約) |
自動車 | [西海岸コース]沼津IC~修善寺~土肥~松崎~横川バス停右折~観音温泉、[東海岸コース]東京~厚木~伊東(渚ライン)~下田~横川バス停左折~観音温泉、[天城越えコース]沼津IC~天城峠~(踊り子ライン)~河津IC~箕作~横川バス停左折~観音温泉 |
駐車場 | 乗用車40台・大型5台(バス乗り継ぎ所:観音レストハウスより送迎) |
送迎 | 伊豆急下田駅より |
TEL | 0558-24-1234 |
FAX | 0558-28-1235 |
URL | https://www.kannon-onsen.com/ |