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城の麓でにぎわい体験
刃物の町でモネの池を鑑賞

関市モネの池

関市モネの池

長良川温泉

1567年、稲葉山城を攻撃した織田信長は斎藤道三公の孫を追放して入城。町の名を「井の口」から「岐阜」へと改めるとともに楽市楽座制札を出して経済の活性化を導き、平和な国づくりへの願いを込めた「天下布武」の朱印を用いて天下統一をめざした。信長はもてなしの舞台として城の麓に山麓居館を築き、踊りや歌の披露、食事や茶会などを催すと同時に重要な軍事施設である岐阜城内にも客人を招き、案内や給仕を自ら行ったという。そんな信長のもてなしが息づく岐阜城下町に2025年に誕生したのが「岐阜城楽市」。この地の食の魅力を伝える11店舗が新たなにぎわいを創出している。また、金華山岐阜城の麓でぜひ訪ねたいのが、にぎわいのある「まち」を表現した「みんなの森 ぎふメディアコスモス」。必見はワクワクするような作りの岐阜市立中央図書館。2階の天井には東濃ヒノキが使用され、岐阜の山々の稜線を思わせる木造格子屋根が職人の手によって一つ一つ積み上げられている。最大の特徴でもある大きな傘が吊られたグローブは、それぞれのエリアを包み込むようにいくつも配されている。今までに経験したことのない新感覚の図書館だ。
プラスアルファの旅は、車で1時間ほどで行ける関市。まず訪ねたいのが根道神社境内にある名もなき池。通称「モネの池」で、透明度の高い湧水に咲く睡蓮や優雅に泳ぐ錦鯉などが見る角度や季節によって色彩が変化し、まるでクロード・モネの名画「睡蓮」をそのまま映したかのような幻想的な光景が広がっている。関市といえば伝統工芸の刃物。関刃物ミュージアムには包丁や日本刀の製造工程を実物を使って展示されているほか、日本刀鍛錬場も完備され、見どころ満載。有料の体験メニューが多数あり、なかでも刀匠・藤原兼房氏による迫力満点の「日本刀鍛錬」見学は必見。持ち運びに便利なミニはさみの組み立ても楽しめ、お土産として持ち帰りができるのが嬉しい。”切れる包丁”もぜひこの際に。

泊まるならココ

・長良川の絶景を眺める『十八楼』
・金華山の眺め随一の『ホテルパーク』

2階建てゴンドラで雲上の世界へ

新穂高ロープウェイ

新穂高ロープウェイ

十一面千手観音菩薩像

十一面千手観音菩薩像

【奥飛騨温泉郷】●新穂高温泉●平湯温泉●新平湯温泉

焼岳を含む15座の日本百名山と11座の二百名山が揃う北アルプス。登山者に人気の穂高岳は奥穂高岳、前穂高岳、北穂高岳、西穂高岳の総称で、迫力ある大岩壁が連ねている。その大パノラマを四季を通じて楽しめるのが「新穂高ロープウェイ」だ。2階建てゴンドラから望む標高2000mを超える景勝のすばらしさは「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で2つ星に選ばれたほど。登山はしないけれど、美しい山の風景を見たいという人に最適だ。
世界的にも人気の漫画『呪術廻戦』の登場人物「宿儺(すくな)」にまつわるエピソードをここで。日本書紀にも記述が残るが、飛騨高山に実在したと伝わるのが豪族「両面宿儺」。武勇にすぐれ、神祭の司祭者、農耕の指導者、地域を中央集権から守った英雄として語り継がれている。標高900mと日本で一番標高の高い場所にある「飛騨大鍾乳洞」のすぐ近くにあるのが、その両面宿儺が生誕、居住していたと伝わる「両面宿儺洞(両面窟)」。洞窟の奥には宿儺像が安置されており、弘法大師が宿儺の供養をしたとも伝わる。この両面宿儺が建立したと伝わるのが両面宿儺を開祖とする高山の千光寺で、64体の円空仏を観ることができる。円空仏は高山の清峯寺にある「十一面千手観音菩薩像」も名高い。

泊まるならココ

・国内唯一の超深層水温泉・うぐいすの湯『奥飛騨ガーデンホテル焼岳』
・日本アルプスを望む北欧風山岳リゾート『穂高荘山のホテル』
・北アルプスの麓の天然温泉宿『匠の宿 深山桜庵』

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