人気温泉旅館ホテル250選に5回以上入選の宿

2025

[ 山梨県 西山温泉 ]

ギネス認定、世界最古の温泉宿が
未来へとつなぎ、さらなる進化を遂げるための
「新しい旅籠」の形でオープン。

慶雲館

長らく愛されてきた桶風呂を桧風呂に新装した展望野天「望渓の湯」。サウナも充実し、新たに水風呂が設置されている。歴史の宿で最新サウナによる「ととのい体験」が満喫できる。

ロビー画像

1300年の歴史を育む宿ならでは、ブラウンを基調とした落ち着いた雰囲気に改修されたロビー。

 ギネス・ワールド・レコーズに「世界で最も歴史ある温泉宿」として登録された慶雲館。創業は西暦705年。元号でいえば大化から数えて5番目の慶雲年間だ。館名も元号に因む。平城京遷都の5年前、古事記編纂の15年前の創業といったほうが歴史の重みが伝わるだろうか。当代館主は53代目である。
 慶雲館ではこの悠久の歴史を未来へと繋ぎ、さらなる進化を遂げるために大改修を実施。2026年3月5日、新たな旅籠の形でオープンした。印象を大きく刷新したのがロビー。1997年に観光旅館としてスタートした際に新装されたものだが、ブラウンを基調とした落ち着いた雰囲気に改修され、世界で最も歴史ある温泉宿にふさわしい落ち着いた雰囲気のモダン空間へと生まれ変わった。

「ギネス・ワールド・レコーズ」認定証画像

平成23年、慶雲館は「ギネス・ワールド・レコーズ」に正式認定・登録された。

自噴源泉の画像

平成18年に宿が独自に掘削した自噴源泉。既存源泉と合わせれば膨大な湯量となるが、慶雲館ではこの限りある大地からの恩恵に感謝して、使用湯量を4分の1程度にとどめている。

1300余年にわたる歴史を資料館『慶雲の歩路』で探訪

慶雲の歩路の画像

新設された歴史資料室「慶雲の歩路(かちじ)」。慶雲館が育んできた1300年の歴史を表現。湯治文化を育み今も湧き続ける源泉の力、西山地域に息づく生活と人々の記憶など、慶雲館の“歩み”を感じることができる。

銅鑼の画像

天文5年正月、武田二十四将のひとり、穴山梅雪より寄贈された慶雲館の家宝『銅鑼(どら)』も展示されている。

白凰の湯の画像

渓流野天風呂「白凰の湯」。湯船に使用されているのは早川で採取した青みを帯びた白凰石。リニューアルで湯治宿時代の洞窟風呂を再現。雨畑硯石の岩盤浴も新設されている。

岩盤浴の画像

「白鳳の湯」の岩盤浴。

 併せて新設されたのが歴史資料室『慶雲の歩路(かちじ)』だ。歩路とは「徒歩の旅路」を意味する古語で、室内には慶雲館の1300余年にわたる数多くの資料が展示されている。
 その一部にあるのが「湯治文化を育んだ、湧き続ける源泉の力」。慶雲2年に藤原真人の双子の子「四郎長麿」と「六郎寿麿」が狩猟の途中、湯川の畔の岩間から盛んに噴出している熱湯を偶然に発見し、険しい山の中に道を拓き湯壺を造らせたことが西山温泉の起源。その後「近隣に隠れた名湯あり」と伝え広まり、いつしか病に苦しむ人々の湯治場となった。天平時代には46代 孝謙天皇が病のため吉野にお移りになられた際、この山の霊泉が夢枕にたち、京よりはるばる80人ものお供を引き連れ慶雲館まで湯治に来られ、20日余りでご全快されたという伝説も残る。
 甲斐の山懐にすっぽりと包まれた秘湯の歴史はその後もひそかに続いていく…。ぜひじっくりと世界に冠たる慶雲館の歴史を探訪してほしい。類稀なる大地からの恩恵「温泉」を大切に守り続けて来た慶雲館の想いまでも感じることができる貴重な資料館だ。

日本随一の湯量の源泉掛け流し温泉を新装された展望露天や洞窟風呂で満喫

和室の画像

遊び心あふれる小粋な和室。

北岳の画像

至高の純和風空間、源泉掛け流し露天風呂付特別客室「北岳」。渓谷や対岸の自然をベストアングルから眺める至福の時間を満喫できる。

月見台テラスの画像

月見台テラスで季節の風情を味わえるのも楽しみ。

 日本列島を東西に分断するフォッサマグナ(大地溝帯)の地下で歳月をかけて涵養され、枯れることなく自然湧出する4本の源泉は戦国時代には信玄公、家康公にも愛された名泉である。
 宿では開湯千三百年の記念事業として温泉を掘削し、泉温52度、毎分1600リットル以上(ドラム缶約8本)という日本随一の湧出量の自噴泉を掘り当てた。既存の4源泉と併せれば、毎分約1800リットルもの湯量になる。慶雲館ではこの豊かな温泉を館内すべての浴場はもちろん、部屋風呂、給湯、シャワーに至るまで加水・加温なしで掛け流している。無色透明でアルカリ度が高く美肌効果も抜群。飲泉すれば消化器病や糖尿病などにも効く温泉だ。
 その霊泉を早川・湯川渓谷の大自然とともに楽しめるのが野天風呂『望渓の湯』だが、長く愛されてきた高野槙の桶風呂を桧の浴槽に新装。併せてサウナと水風呂を設置し、渓谷を渡ってくる風を外気浴として楽しめる「ととのい展望露天」として生まれ変わった。
 さらに深山幽谷の風情を川べりの温泉に浸かって楽しむ石風呂『渓流野天風呂 白鳳の湯』には、湯治場時代の「洞窟風呂」を再現。早川流域産の雨畑硯石の「岩盤浴」も新設されている。
 湯処は二千年以上根を張った古代檜が香る展望風呂『桧香の湯』と石造りの『石風の湯』、早川のせせらぎに包まれる貸切野天石風呂『川音』『瀬音』も合わせて、時はるかな湯の醍醐味を提供している。

貸切野天風呂の画像

早川沿いの貸切野天風呂(予約制)。

桧香の湯の画像

最上階に位置する展望風呂「桧香の湯」。2000年以上根を張った古代檜の倒木を浴槽としている。

魅力はお食事と客室
匠が手づくりする「深山会席」と意匠を凝らした純和風空間

 料理は全国日本料理コンクール郷土料理部門で国土交通大臣賞を受賞した料理長が日本料理の粋を凝らして手作りする「深山会席」を堪能する。海のものは一切使わず、山河の旬の恵みを凝縮した料理の数々は慶雲館でしか賞味できない。練り物からマヨネーズに至るまで徹底的に手作りにこだわり、料理によって8種類の塩を使い分けているそうだ。一頭買いする甲州牛は金賞連続受賞の最高級A5ランク。富士山2合目の溶岩で焼く「甲州牛の溶岩焼き」はまさに逸品だ。
 源泉掛け流しの露天風呂や内風呂を備えた客室は、早川・湯川渓谷の眺めがすばらしい源泉掛け流し露天風呂付特別客室「北岳」「農鳥岳」を筆頭にいずれもが純和風の趣。日本の伝統を大切に、月見台テラスなど意匠を凝らした空間が揃う。

深山会席の画像 訪れる人誰をも魅了する「深山会席」。この地や甲斐の食材の美味しさが凝縮されている。

詳細情報
建物 鉄筋4階建 
客室 (全22室・全室の給湯に温泉を使用)/和室20・露天風呂付2 
館内施設 浴場:源泉掛け流し大浴場・源泉掛け流し露天風呂・源泉掛け流し貸切風呂・遠赤外線サウナ、岩盤浴
料金 30,800円~69,300円(税込、入湯税別) 
チェックイン・チェックアウト チェックイン15:00・チェックアウト10:00
温泉泉質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 (pH9.6)
施設情報 / 交通アクセス
所在地 〒409-2702 山梨県南巨摩郡早川町湯島白沢83 
TEL 0556-48-2111
URL https://www.keiunkan.co.jp
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