勝浦港から送迎船で向かう狼煙半島を占有し、海辺に本館と荘厳な日の出を望む日昇館、勝浦湾の美しい情景を眺めるなぎさ館、山頂に本館と１５４ｍのエスカレーターで結ばれた山上館を備え、旅時間をひときわダイナミックに印象深く演出するホテル浦島。
　特に天然洞窟温泉が知られるところだが、２０２４年７月からバイキングレストラン『サンライズ』の夕食メニューを新鮮な地元素材を用いた「熊野キュイジーヌ」をメインに大幅にリニューアル。
　熊野地方や熊野灘などで生産者がこだわって大切に育てた海鮮、肉類、色川地区の無農薬野菜、フルーツなど様々な地元食材や調味料を中心とした約60種類の料理が大きな話題を集めている。夕食ではこの「熊野キュイジーヌ」のバイキング、会席料理、山上館限定のバイキング＆メインの３種類から選んで満喫できる。
　２０２５年１月からはお客様の声に応えてホテル初の「レストランインクルーシブ」がスタート。本館、なぎさ館、日昇館の宿泊者は、夕食時に90分制で、生ビール、和歌山県の地酒、焼酎、ワイン、ウィスキー、スパークリングワイン、果実酒など30種類以上が飲み放題で満喫できる。朝食では60分制で生ビール、ワイン、スパークリングワインを楽しめる。食の醍醐味がホテルイメージを大きく変えている。

　誰もが魅了されるのが、熊野灘の荒い風波に浸食されてできた２つの天然洞窟温泉だ。一つが間口25ｍ・奥行50ｍ・高さ15ｍの『忘帰洞』。他の温泉地では味わうことができない大洞窟の迫力と、荒波迫る太平洋の景色はここでしか見ることができない。もう一つの『玄武洞』はありのままの自然を体験できる大洞窟風呂。神秘的な入浴体験が待っている。
　ぜひ宿泊したいのが、海抜80ｍからの絶景のロケーションと上質な設えを誇る山上館。客室は角部屋和洋室や和室、洋室など７タイプ。人気は１００㎡を超える露天風呂付スイートとコーナースイート。２７０度以上の海の大パノラマを誇るコーナースイートと２３９㎡の貴賓室は特におすすめしたい空間だ。
　温泉は勝浦湾の絶景を眺めながらの入浴が楽しめる宿泊者専用『遙峰の湯』。夕食は山上館専用レストランで堪能する料理長こだわりのメイン料理とバイキング、あるいは会席料理。朝食はパフォーマンスキッチンで調理される出来たての美味しさを味わう極上のバイキングだ。　山上館の展望台からは日の入りと日の出を眺めることができる。　唯一無二の大洞窟温泉とパノラミックな空間、熊野ならではの美食、飲み放題の楽しみ…。それらを一挙に手にできる休日は、今までに経験がないはずだ。