表富士とも呼ばれる岩手山は御所湖になだらかな山容を映しつつ、季節や日々の明け暮れの中で千変万化に移ろう。ホテル紫苑は御所湖畔に建つ和風リゾート。山と湖が奏でる絶景をおもてなしの基調に旅時間を演出している。

温泉は新旧2種の源泉を異なる風情の湯殿で満喫できる。平安の世から湧き続ける高温で湯量豊富な温泉を楽しめるのが、シルクバス「絹の湯」や露天風呂「檜の湯」などを備えた『ひとりじめの湯』だ。肌を包み込むのはpH8.7～9.5と高アルカリ成分の単純泉で、天然保湿成分のメタケイ酸も含む美肌の湯。特にシルクバスは「ミクロの泡で皮膚がきれいになり、肌がすべすべになる」と女性に人気を呼ぶ。「檜の湯」はさながらインフィニティ感覚。御所湖に浮かんでいるようだ。
そして宿が掘り当てた新源泉を贅沢な掛け流しで楽しめるのが『南部曲り家の湯』だ。八角形の木組屋根の露天風呂「赤松の湯」は夜は秘湯の趣も醸し出す。露天風呂「大岩の湯」の野趣も堪らない。

北上や奥羽、三陸沖を控えた食材豊富な土地柄。夕食は部屋食が季節の厳選食材たっぷりの「美味厳選」または贅沢なグレードアップ和食膳「華友膳」、会食場では「南部曲り家会席」を堪能できる。