人気温泉旅館ホテル250選に5回以上入選の宿

2023

[ 神奈川県 箱根強羅温泉 ]

全室が強羅の源泉を湛える露天風呂付のハイグレード空間。
箱根細工のように精緻に組み合わされたおもてなし。

円かの杜 客室露天風呂

全室に強羅の湯を引いた端正な温泉露天風呂を備えた円かの杜。いつ訪れても「ひと部屋完結」の旅が満喫できる。

円かの杜 水車がまわる玄関

空間から漏れ出す温かな光に包まれた円かの杜。玄関前には昔懐かしい水車が置かれている。

円かの杜 岩盤浴

岩盤浴スペースが2室、各3床。設定温度はそれぞれ50℃と45℃。デトックス効果抜群だ。

全室が強羅の源泉を湛える露天風呂付のハイグレード空間。
箱根細工のように精緻に組み合わされたおもてなし。

喧噪から離れた箱根の森で「心の角」を取り去って「円い心」で帰っていただきたい…。館名に込めた宿の願いである。強羅花扇円かの杜。玄関をくぐって見上げれば太い梁、数千年前の神代けやきのカウンター…。木と畳が織りなす優しさあふれるロビー空間が待っている。黒糖茶のもてなしにひと息つけば、木の香と畳の香に導かれて杜の中の休日が始まる。

内側が吹き抜けの客室棟。20ある客室は畳敷きの回廊に沿って位置する。客室ドアは二重ドアで音が漏れないため、宿はそれを「静謐の回廊」と呼ぶ。客室はひとつとして同じ間取りがなく、リピーターも味わい異なる部屋を求めるという。

 「スイートルーム」は5室。例えば、2階角部屋の一室は8畳と6畳の二間にベッドルーム、ダイニングルームを備えた宿一番の大空間。飛騨の匠の手による家具や杉フレームのシモンズ社製ベッドなどに彩られた室内から明神岳を眺望する。京都老舗家具メーカー「IWATA」考案の人類進化ベッドを設置した部屋や雑誌「Discover Japan」プロデュースの部屋にも興味が湧く。その他にもスタンダードルームやデラックスルーム、和洋のベッドタイプなど、いずれ劣らぬ快適な空間が揃う。館内で纏うのは綿100%の浴衣や二重ガーゼの作務衣。快適さへの配慮も怠りない。

円かの杜 サイン 客室入り口サイン。

どの部屋を選んでも楽しめるのが温泉。20室全室に自家源泉を引いた端正な露天風呂が用意されている。敷地内に湧き出る強羅の湯は、古代に地中に封じ込められた海水がマグマに熱せられて吹き出した温泉。標高約600mに位置し、夏でも冷気を感じる強羅だけに、湯冷めしにくい泉質が人気を呼ぶ。

円かの杜 大浴場 敷地内に湧出口がある2本の自家源泉で満たされた露天風呂。森に包まれたような感覚を楽しみながら、温泉の癒しと森林浴が味わえる。

箱根細工のルームキーを手に向かう先は大浴場。京都の伏見稲荷をイメージして造られた階段を降りていく。箱根の山々を見渡す露天風呂が心地良い。肌を包み込むのは客室とは泉質異なる温泉。2つの自家源泉を持つ宿ならではの楽しみだ。湯上がりには冷たいハーブティーとともにクールダウンできる。客室には円かの杜オリジナルブレンドハーブティも備わっている。
湯上がり肌のメンテナンスにぜひ体験してほしいのが「月の満ち欠けに応じたトリートメント」。未体験のリトリートメニューが用意されている。

円かの杜 大浴場内湯

大浴場の内湯。あふれる強羅温泉は硫酸イオンと炭酸イオンを多く含み、入浴後も長く肌の潤いが続く。

円かの杜 エステルーム

エステルーム「MORI」。月の引力が潮の満ち引きを起こすことをヒントに生まれた「月の満ち欠けに応じたトリートメント」。月の引力が最もパワフルな満月の頃には血液やリンパ、新月の頃は余分なものを排出する時期だからデトックスというように、経験したことのないリトリートメニューが用意されている。ぜひ体験してみてはいかがだろう。

食材に恵まれた箱根で堪能する絵巻物のような京会席

食事は部屋食と食事処どちらでも完全に独立したプライベート空間で楽しめる。夕食で堪能するのは鮮魚、和牛、野菜、それぞれの分野の目利きが選び抜いた食材を取り寄せて、板場で粋を凝らして作り上げる絵巻物のような京会席。その彩り、漂う香気、触感、配膳、どれもが絶妙、料理人の包丁技と味の冴えに心底驚く。別注料理として用意されている飛騨牛は、飛騨に本拠を持つ宿ならではの厳選・限定仕入れ。箱根ではまずお目にかかれない最高級品質の飛騨牛だそうだ。

円かの杜 京会席

本場で修業を重ねた料理人たちが全国に上質な素材を求め、京料理の精神性を加えて仕上げた京会席。この宿でしか出会うことができない美食である。

円かの杜 個室食事処

プライベート感あふれる個室食事処。

円かの杜 お料理

お造りは春の桜鯛(小田原産)、ヤリイカ(小田原産)、天然本鮪(青森大間産)、時期によっては縞海老(沼津産)、赤貝(日本海産)などなど。天然物にこだわって仕入れた魚介の鮮度抜群の旨さにもきっと満足することだろう。あしらいも地産地消で、箱根三島西麓野菜を中心に、本山葵、大根、人参を使用している。

円かの杜 室内ダイニング

部屋食を叶える室内ダイニング。膝に優しいテーブル席が嬉しい。

ナイトタイムを演出してくれるのが、ほのかな照明の奥にある蔵バー『こだま』。5mの欅の一枚板カウンターで宿オリジナルカクテル、ウォッカベースの「円の杜」を楽しむのはいかがだろう。箱根細工のようにもてなしが精緻に組み合わされた宿。いつしか気持ちが円く和らいでいる。

円かの杜 蔵バー「こだま」 蔵バー「こだま」。キューバ産のシガーも用意されている。

詳細情報
建物 鉄筋3階建 
客室 (全20室)/露天風呂付和洋室20
食事 夕食:和食(京会席)・朝食:和食(和定食) 
館内施設 浴場:大浴場・露天風呂・岩盤浴、宴会場(1室)、バー、売店、エステサロン
料金 41,000円~88,000円(税込、入湯税別)
チェックイン・チェックアウト チェックイン15:00・チェックアウト11:00
Wi-Fi 全館
禁煙・喫煙 全室禁煙・指定喫煙所有り
温泉泉質 ナトリウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩温泉(pH8.3)、ナトリウム-塩化物泉
施設情報 / 交通アクセス
所在地 〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-862
鉄道 箱根登山鉄道線強羅駅下車、箱根登山ケーブルカーに乗り換え、早雲山駅下車
自動車 小田原厚木道路箱根口ICから国道1号線・県道734号線、約30分 
駐車場 乗用車10台
送迎バス 強羅駅もしくは早雲山駅から(予約不要・要到着後電話)
TEL 0460-82-4100
FAX 0460-82-7900 
URL https://gorahanaougi.com/madokanomori

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