美景・美湯・美術品・美食。おもてなしは「美」。
「富山の本物」が集約された峡谷の宿。
黒部の雄大な峡谷美を眺める宿。全室が峡谷ビュー。特筆すべきは「石」「陶」「檜」という湯船の名を冠した絶景の露天風呂付客室だ。気温に応じてイスターカーテンを開け閉めしながら峡谷眺めの入浴が満喫できる。「石」ではシモンズ社製ベッドの和洋室やテンピュールマットレスの和室が人気を呼ぶ。
峡谷美を見事なまでに昇華したのが樹齢400年の檜造りの露天風呂『華の湯』だ。檜の枠で切り取った額縁の中に対岸の峡谷が湯鏡となって映り込む。飛弾の匠の技だそうである。湯面にさざめくのは新緑や紅葉、墨絵のような雪景色。一枚の絵を観るようだ。峡谷の響に包まれる岩露天や檜露天『琴音の湯』も乙なものだ。
日本を代表する画家の平山郁夫や中川一政など多くの芸術家とも縁の深い延楽。文化サロン『清渓』は美の殿堂。川合玉堂や高村光雲などの作品、刀剣鍔や古九谷のコレクションなどを観賞できる。
また、裏千家「今日庵」又隠写しの茶室『澄心庵』を控えた貴賓室には延楽ゆかりの文人や芸術家の歌や書も随時展示される。早朝には黒部の山野草にふれるウォーキングも楽しめる。どれ一つ取っても「本物」の手ざわりである。
魅力はお食事
美食の延楽。その敬称に偽りはない。天然の生け簀、富山湾の新鮮な魚介類や富山の食材を用い、和食職人の繊細な感性とこだわりで創作される美食膳はまさに絶品。富山の美味しいものを少しずつ味わう「旬菜膳」や創業者から継承された包丁技が光る「匠膳」など、彩りは美しく、味も繊細で、もはや旅館料理の範疇を超えている。
おすすめは館主が選び抜いた特別な器でいただく「雅膳」。その日の最高食材で献立を考えるためお品書きはない。伝統を守りつつも独創的な創意と工夫で仕上げた料理を器がよりいっそう引き立てている。芸術作品を見る想いである。料理に合わせるならば高岡の幻の銘酒「勝駒」をぜひ。錫器「能作」で飲めば富山尽くしの宴となる。
詳細情報
建物 | 本館:鉄筋15階建、別館:鉄筋8階建 |
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客室 | (全58室)/和室52・和洋室6(内、源泉掛け流し露天風呂付14) |
食事 | 夕食:会席料理、朝食:和食膳 |
館内施設 | 浴場:大浴場・露天風呂・サウナ、宴会場(4室、30~150畳)、コンベンションホール(80人)、個室食事処(5室26席)、クラブ、喫茶、ティーラウンジ、ギャラリー、エステサロン、茶室、売店 |
料金 | 37,400円〜円(税込、入湯税別) |
チェックイン・チェックアウト | チェックイン15:00・チェックアウト10:00 |
Wi-Fi | 全館 |
禁煙・喫煙 | 一部喫煙室・指定喫煙所有り |
温泉泉質 | アルカリ性単純泉 |
施設情報 / 交通アクセス
所在地 | 〒938-0282 富山県黒部市宇奈月温泉347-1 |
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鉄道 | JR北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅下車、タクシー約20分 |
自動車 | 北陸自動車道黒部ICから国道14号線経由、約15km |
飛行機 | 富山空港からタクシー約60分 |
駐車場 | 乗用車50台・大型4台(EVカー充電器:有り) |
送迎 | 富山地方鉄道宇奈月温泉駅から(要予約・到着後電話要) |
TEL | 0765-62-1211 |
FAX | 0765-62-1076 |
URL | https://www.enraku.com |