「富山の本物を」。そのひと言に集約されたおもてなし。
黒部峡谷の絶景を温泉露天風呂付客室「石・陶・檜」で。
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「富山の本物を」。そのひと言に集約されたおもてなし。黒部峡谷の絶景を温泉露天風呂付客室「石・陶・檜」で。
雄大な黒部峡谷を眺める宿、延楽。峡谷に一番近く眺めひときわの対峰閣に新設されたのが、露天風呂付客室「石」である。湯船はしっとりとした肌ざわりで保湿と保温にも優れた十和田石。淡いブルーとグリーンの色合いが美しく、宇奈月温泉が透明度の高い温泉だということにも気付かされる。浴室内には自由に開閉できるイスターカーテンが採用され、峡谷の自然を感じながらの入浴も寒さ対策の入浴も思いのまま。ゆったりと自分時間に浸れるひとときは何とも贅沢なものだ。客室タイプはシモンズ社製ベッドの和洋室と布団がテンピュールのマットレスの和室が用意されている。また、対峰閣と本館で楽しめるのが土の温もりの湯船の露天風呂付客室「陶」。本館ではさらに檜の香がさわやかな露天風呂付客室「檜」がある。
湯船の味わいで部屋を選ぶというのはほとんど経験がないが、それも延楽の計らいだろう。延楽の客室はすべて峡谷ビュー。この他にも選択肢に応える多彩な客室が揃う。
訪れる人を忘我の極地にいざなうのが樹齢四百年の檜露天風呂『華の湯』である。眺める峡谷美はまさに美の極地。檜の枠で切り取った額縁の中に峡谷対岸の景観が湯鏡となって映り込むように計算し尽くされている。檜を使って直線の美しさを表現しているのも匠の技だそうである。湯面にさざめく新緑や紅葉の彩り、雪の頃の幻想的な風景はさながら一枚の絵を観るようだ。露天風呂は、黒部川の流れをイメージした岩露天と、土壁の風情を添えた檜露天を愉しむ『琴音の湯』。峡谷の響を耳に醍醐味豊かな湯のひとときを叶えてくれる。雪景色の頃には水墨画のような情趣にも癒されるそうである。
創業者から受け継ぐ包丁技光る食のおもてなし 特別な器でいただくハイグレードプラン「雅膳」
天然のいけす、富山湾。深海には「藍がめ」という魚介類の格好の住処となる海底谷があり、そこから揚がる魚の美味しさはひと味もふた味も違う。山にも富山湾からもほど近い延楽で堪能できるのは「きときと(新鮮)」な魚介類や富山の食材を用い、和食職人の繊細な感性とこだわりで創作される美食膳である。富山の美味しいものを少しずつ味わいたい人のための「旬菜膳」や創業者から継承された包丁技が光るハイスタンダードプラン「匠膳」など、その彩りと味わいはとても旅館料理とは思えない。
ぜひご賞味いただきたいのが、館主が選び抜いた特別な器でいただくハイグレードプラン「雅膳」。その日の最高食材で献立を考えるためお品書きは用意されていない。日本料理の伝統を守りながらも独創的な創意と工夫で仕上げた料理の美味しさを器がよりいっそう引き立て、見た目にも繊細で美しい。まさに絶品である。この他にも富山湾でしか獲れない白えびを様々なアレンジで楽しむ「白えび膳」など季節を愉しむ美食も用意されている。料理に合わせるならば高岡の幻の銘酒「勝駒」をぜひ。錫器「能作」で飲れば富山尽くしの宴となる。
日本を代表する洋画家中川一政氏や、日本画家の重鎮平山郁夫氏をはじめ多くの芸術家とも縁の深い延楽。文化サロン『清渓』では有名画家の作品や刀剣鍔コレクションを北アルプスの銘水仕立てのコーヒーとともに観賞できる。また、裏千家「今日庵」又隠写しの茶室『澄心庵』を控えた貴賓室には延楽ゆかりの文人や芸術家の歌や書も展示されている。87周年を迎え、ますます進化する延楽。どれ一つ取っても「本物」の手ざわりである。
詳細情報
建物 | 鉄筋15階建(本館33室、新館27室) |
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客室 | (全60室)/和室54・和洋室4(内、露天風呂付10) |
食事 | 夕食:会席料理、朝食:和食膳 |
館内施設 | 浴場:大浴場・露天風呂・サウナ 宴会場(16~150畳)、コンベンションホール(50人)、クラブ、軽食コーナー、茶室、喫茶、売店 |
料金 | 40,700円~110,000円(税込、入湯税別) |
チェックイン・チェックアウト | チェックイン15:00・チェックアウト10:00 |
Wi-Fi | 全館 |
禁煙・喫煙 | 館内は一部客室を除いて禁煙(屋外に喫煙所有り) |
温泉泉質 | アルカリ性単純泉 |
施設情報 / 交通アクセス
所在地 | 〒938-0282 富山県黒部市宇奈月温泉347-1 |
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鉄道 | JR北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅下車、富山地方鉄道新黒部駅乗り換え約20分、宇奈月温泉駅下車、徒歩約3分 |
自動車 | 北陸自動車道黒部ICから国道14号線、約15km |
飛行機 | 富山空港からタクシー約60分 |
駐車場 | 乗用車40台・大型4台 |
送迎バス | 富山地方鉄道宇奈月温泉駅から(要予約・到着後電話要) |
TEL | 0765-62-1211 |
FAX | 0765-62-1076 |
URL | https://www.enraku.com |