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鬼怒川の文化とひびきあう宿。「鬼怒川グランドホテル夢の季」社長 波木恵美さんが紡ぐ想い

日光鬼怒川の静寂に佇む宿「鬼怒川グランドホテル夢の季」。「地域との共存を願う」社長・波木恵美さんの想い、 四季を彩るおもてなしの神髄、宿が目指す未来を紐解く、貴重なインタビューです。

社長:波木恵美さん

ゆとりの空間と健やかな滞在を約束する客室と施設

インタビュアー

次に、お部屋についてお伺いさせていただきます。お部屋のタイプやデザインで、特にこだわっている点は何かございますでしょうか。

 

社長

お部屋は、本館のスタンダードルームでも56~57㎡という広さですので、結構広いんです。一つは「10畳+6畳」の畳だけのお部屋、もう一つは「10畳+ツインベッド」という、ベッドのあるお部屋。この二つのタイプがございます。ですので、ベッドをご希望の方はそちらのお部屋を、また、ご家族で人数が多い場合には畳のお部屋にお泊りいただきますと、5~6名様までお泊りいただけるような、ちょっと広めのお部屋になっております。

 

インタビュアー

特に人気のお部屋などはございますか。

 

社長

人気なのは、やはり今はベッドのあるお部屋です。海外の方はもちろんベッドのお部屋を好まれますし、あとはご年配の方、ご高齢の方も、やはりベッドが良いということで選ばれる方が多いですね。

滞在を彩る特別な体験とイベント

インタビュアー

施設全体のスポットとして、ここに注目してほしいというポイントはございますか。

 

社長

ウェルネスの時代になりましたので、健康にも気を遣っていただけるよう、食事は和食ですし、あとはストレッチルームという、旅館ではなかなかない施設もございます。そこでは、地元のインストラクターと提携し、ヨガやノルディックウォーキングといったプランも体験できる状況になっております。

 

インタビュアー

ウォーキングというと、この地域を皆さんで歩く、というような形でしょうか。

 

社長

そうですね。個人でも歩けますし、この川沿いを歩くことも、街の中を歩くこともできます。そういう面で、やはりこの土地そのものを楽しんでいただくということでしょうか。

 

もう一つは、毎月ロビーでミニコンサートをしております。夜にこちらのロビーに皆様集まって、バイオリンだとか琴だとか、あとはちょっと面白い楽器の演奏ですとか、色々なコンサートを楽しんでいただくことができます。あとは、土日中心になってしまいますが、売店の前で「繭玉(まゆだま)の制作体験」をやっております。それと、先ほどお話したストレッチルームもございますので、ストレッチをされたり、お申込みいただければヨガやウォーキングなども体験できます。旅館ではなかなか少ないんですが、壁に小さいながらもボルダリングの設備も作りまして、お子様向けかと思いきや、結構大人の方も楽しんでいらっしゃる状況です。

 

インタビュアー

ミニコンサートは、観覧するためには何か申し込みが必要なのでしょうか。

 

社長

時間になりましたら集まっていただければ大丈夫です。その際には、ちょっとしたソフトドリンクの無料サービスなどもございます。

鬼怒川の自然を満喫するアクティビティ

インタビュアー

こちらの施設の周辺で、おすすめの観光地やアクティビティはございますでしょうか。

 

社長

やはりここは鬼怒川温泉ですので、鬼怒川をメインに考えますと、「ライン下り」が春から秋までございます。スリル満点な形で40分ぐらいでしょうか。なかなか今の国内でもライン下りをされているところが少なくなりましたので、そういう面ではぜひ体験していただいて、季節感を感じていただけると良いのではないかと思います。若い方には、ライン下りの他に、ラフティングもありますし、カヌーもできたりしますね。その他、川関係で言いますと、魚釣り…実は私も最近まで知らなかったのですが、「てんから釣り」という日本古来の釣法があるんです。これは昔ながらの漁法なんですが、その二大流派の一つが「日光てんから」ということで、ここが発祥の地だと言われています。ですから、世界でも「TENKARA」という言葉が通じるくらいで、海外の愛好家グループの皆さんも「日光てんから」をよくご存知です。

 

インタビュアー

海外のお客様が楽しんでいらっしゃる観光スポットや体験アクティビティは何かございますか。

 

社長

やはり、体験としては東照宮がありますので、日光の方へ行って楽しまれてくる方々が多いです。この鬼怒川エリアでは、ライン下りも含めてですが、昼間の散策ですね。「龍王峡」というハイキングコースがありますので、そういった川沿いの散策も人気のコースの一つになっています。

インタビュアー

施設の体験について、もう少し詳しくお伺いさせていただければと思います。

 

社長

私達は今、この地域に来ていただいて、地域の文化を体験していただきたいと考えています。春には「夜桜祭り」ということで、温泉神社の境内で夜桜の祭りを約10日間ほど開いております。これは今、海外のお客様に非常に人気で、これを目当てにいらっしゃる方々も多いです。夏は「龍王祭」というお祭りがありまして、海外の女性の方にもお神輿を担いでいただける体制を用意してあります。秋には、もう終わってしまいましたが、和傘をモチーフにした森の中のライトアップ体験「月あかり花回廊」というイベントもあります。そして1月は、ちょうど春節の時期でもありまして、鬼をテーマにしたお祭りが楽しめます。鬼怒川は「怒る鬼の川」と書くので、鬼をモチーフにしているんです。ただ、ここの鬼は邪気を払う良い鬼なので、豆まきの時も、普通は「鬼は外、福は内」ですが、鬼怒川の場合は「鬼は内、福は内」と、鬼を追い出さないんです。そういった形の鬼まつりがございます。

最後に、これから訪れるお客様へ

インタビュアー

最後に、これから宿泊されるお客様に向けて一言メッセージをお願いいたします。

 

社長

これから秋も本番になりまして、こちらの裏庭の紅葉も真っ赤に色づきます。また冬には、この近くに湯西川温泉があるのですが、そこで「かまくら祭り」という雪をモチーフにしたかまくらができますので、秋から冬にかけて色々な景色を見ながら楽しんでいただけると思います。どうぞ皆様、お出かけください。

インタビュアー

本日は、貴重なお話をありがとうございました。

 

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