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【第1回】進化が止まらない!草津温泉の魅力とは?

 草津温泉(群馬県草津町)は自然湧出量日本一を誇る、言わずと知れたわが国を代表する温泉の一つ。毎分約4000リットルの温泉が湧き、シンボル「湯畑」に舞い上がる湯けむりは圧巻。夜になるとライトアップされ、幻想的な光に包まれます。

草津のシンボル「湯畑」のライトアップ

 「にっぽんの温泉100選」では実に21年連続1位、また「じゃらん2024年全国人気温泉地ランキング」でも1位となっており、旅行のプロのみならず、多くの人が支持する温泉地です。

 何より、その泉質が温泉ファンを引き付ける魅力。殺菌作用が強く、切り傷や慢性皮膚病、糖尿病・高血圧症などに効能があり、独自の温泉のにおいが、ファンをとりこにします。

裏草津地蔵

 「草津温泉は来るたびに変わっている」「新名所が次々にでき、飽きない」。草津を訪れた観光客の多くが口をそろえます。「御座之湯」再建、湯路広場の整備、「熱乃湯」リニューアルに始まり、電線の地中化や快適なトイレ空間づくり、2021年には湯畑に次ぐ新名所「裏草津地蔵」がオープンしました。

 裏草津には漫画堂やカフェ月の貌(つきのかお)、百年石別邸(ひゃくねんせきべってい)のほか、ここだけしかない「顔湯」というスポットも誕生。あなただけのお気に入りスポットを探してみるのもいいかも!

裏草津地蔵の「顔湯」

 さらに、温泉街入り口の慢性的な渋滞解消と景観整備のため、昨年10月には「温泉門」が設けられました。約100台を収容する無料駐車場と一体整備され、近い将来、歩道整備される中央通りを抜け、温泉街に行けるようになるんだそうです。

草津の入り口にお目見えした「温泉門」

 草津のもう一つの顔が、草津温泉スキー場を中心とした山岳リゾート地であること。ウインターシーズンだけでなく、年間を通して草津を楽しめるスポットが充実しています。

パルスゴンドラ天狗

 2019年には日本一の急こう配、最高時速70キロを誇るジップライン「バンジップ テング」がオープン! スリルとダイナミックな景観を楽しんだ利用者は、累計で8万人を突破したんだとか。さらに、日本最大級の10メートルの高さを誇るブランコ「スカイスイング」「パルスゴンドラ天狗」、江戸前すしを提供するレストラン「クリスタル天(そら)」と、次々と新施設が登場しています。

2025年冬にオープン予定のレストハウス(イメージ)

2025年冬にはレストランやテラス、バーカウンターなどを備えたレストハウスも完成予定。また、バスターミナルも改修され、よりアクセスが便利になります。

 こうした取り組みが奏功し、2023年度の入込客数は過去最高の370万人を記録。黒岩信忠町長は「常に進化、まちづくりに完成はない」と意気込みます。進化が止まらない草津温泉、これからも目が外せません。

【基本情報】
・住所:〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津白根国有林158 林班
・ホームページ:https://www.932-onsen.com/winter/index

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