充実度はかりしれない上質で多彩な客室群を備えた滝の湯。
　プレミアムルームは本館最上階に位置する広さ３４０㎡の「インペリアルスイート最上」１室で、特別貴賓室と３つのプレミアムな寝室が繋がった贅沢なコネクティングルームとなっている。
　特別貴賓室の設計監修は日本インテリア界の黎明期を築いた剣持デザイン研究所。家具や絨毯、絵画など、ものづくり山形の粋を集めた空間は皇室がご宿泊される際にも利用される宿最上位の空間だ。
　また、コネクティングルームの内２室はプレミアムバリアフリールームと展望露天風呂付プレミアム和室。最大８名で宿泊できる。
　人気を呼んでいるのが将棋界最高峰のタイトル戦「竜王戦」の対局場としても知られる四季亭特別室「竜王の間」と、正立会人の宿泊場所となる「竜馬の間」。竜王の間は羽生竜王誕生による史上初の６冠達成の舞台として今も語り継がれる由緒ある客室だ。
　２０２４年８月には本館３階に、天童のランドマーク「舞鶴山」を一望するルーフトップテラス＆展望露天風呂付客室が５室誕生。一番グレードの高い客室は81㎡の和洋室２室で長期滞在にも最適だ。
　ここに挙げた客室の宿泊者には、クラブラウンジと庭園貸切風呂の無料招待特典が用意されている。

　天童温泉自慢の美人の湯を楽しむ湯処は、女性用「紅の湯」、男性用「藍の湯」合わせて約千㎡の『花笠大浴場』と、源泉１００％の掛け流し温泉が堪能できるユニバーサルデザインの庭園貸切風呂『湯庵』。
　泉質は弱アルカリ性の硫酸塩温泉で、ナトリウムやカルシウム、マグネシウム、メタケイ酸を多く含み、疲労回復や健康増進、きりきずや末梢循環障害、冷え性などに加え、美肌効果や飲用効果が期待できる。
　滝の湯では人体や泉質、地球環境への影響の観点から、次亜塩素酸の使用を控えて銀イオンを併用した衛生システムを導入。塩素臭の不快感や肌への刺激なども少なく、温泉本来の柔らかさのある泉質が楽しめる。

　こうした人や環境への配慮に定評がある滝の湯では、料理も自家農園で栽培した無農薬有機野菜を多く取り入れ、味付けも化学調味料を使用しないよう心がけるなど、身体に優しい「安全・安心・美味しい」料理の提供を心がけている。
　山形の自然に育まれた季節の地元食材や、深い味わいとまろやかな脂質が特徴の山形牛を中心にした料理が味わえるのは、古民家と蔵をイメージした個室食事処「蔵膳」やオープンキッチンと山形県内のワインを備えたダイニング「木もれ日」、個室料亭「花車」、カウンター８席の眺月割烹「ＨＡＹＡＭＡ」。朝食は日本庭園に面したオープンキッチン付レストランで約40種のバイキング。出来たての美味しさや郷土料理を心ゆくまで堪能できる。