絶景「左右対称の富士山」を眺める秀峰閣湖月。河口湖北岸にあって、道路や電線など遮るものが何もない湖畔側に建つことから、その眺望立地を最大限に活かした客室や施設、おもてなしが喝采を浴びている。

到着してまず奪われるのが、2023年3月4日に庭園テラスをリニューアルして誕生した『富士山眺望足湯テラス 水月』だ。開口部いっぱいに広がるのは世界遺産の富士山と河口湖の眺め。富士山が美しいシンメトリーな姿で迫ってくる。水盤には逆さ富士もさざめいている。誰もが喜ぶ絶景である。足湯には河口湖温泉。いつまでも浸かって眺めていたくなる心地良いスペースだ。ラウンジでは午後3時から6時半までソフトドリンクやビール、山梨特産ワインなど無料フードドリンクサービスも用意されている。湯上がりや談笑のひとときに絶好のサービスだ。

客室は全室が富士山ビュー。おすすめはコーナーテラスから絶景を望むツインや、瀟洒な和モダントリプルなど4タイプから選べる3階の温泉露天風呂付客室だ。一部客室は脱畳化が図られ、ベッドや部屋食が楽しめるダイニングテーブルを備えている。2階にはバルコニーやウッドデッキの足湯から富士山を眺める足湯付客室が3タイプ。ミストサウナが楽しめる空間も用意されている。

源泉掛け流し露天風呂から眺める富士山もまた味わい深い。男女別大浴場は正面に河口湖と富士を望む絶景の湯殿。条件が重ならないと見ることができない黒富士や赤富士に出会えるかもしれない。

夕食は旬の新鮮食材を吟味して創作される料理長こだわりの会席料理。萌える新緑、湖を渡る涼風、燃える紅葉、雪の富士など、年8回テーマを変えて調理される。台物のしゃぶしゃぶで味わえるのが山梨県の名産、希少価値が高いワイン豚。コクの深い濃厚な美味しさにはきっと誰もが納得する。朝食は和と洋のバランスが取れたバイキング。果物王国だけにフルーツの美味しさも抜群だ。

来ればいつも、ここにしかない「とびきりの富士山」が待っている。