昼神温泉は平安時代の東山道の歴史息づく郷。澄んだ空気と山々に囲まれた阿智村は環境省認定の日本一の星空の村。満天の星は息をのむほどの美しさだ。春ともなれば、５０００本もの赤や白、ピンクの花々が咲き乱れる花桃の里として目を和ませてくれる。
　温泉街中心に建つ昼神グランドホテル天心は、これらの魅力を満喫できる近代和風の宿。周囲には花桃の木が植えられ、一部客室からもその彩りを眺めて過ごせる。
　泉質は日本有数の美人の湯として知られるｐＨ９・７もの強アルカリ泉。トロリとした湯触りは絹のようと女性に人気を呼ぶ。その湯心地を実感できるのが２つの湯殿だ。
　７階ワンフロアを占めるのが温泉郷を望む展望大浴場『天辺の湯』。高齢者でも安心して浴槽まで行ける安心の設計とするなど、心配りが隅々にまで行き届いている。１階には庭園露天風呂『天地の湯』。檜の大屋根の露天岩風呂や寝湯、壷風呂、内湯に深く癒される。
　夕食は旬の味覚や信州の厳選食材を用いた会席料理を、プランに応じてオープンキッチン付レストラン『天の厨花と星』や、アジアンムードのダイニング『かまど』、掘り炬燵席や個室を備えた食事処『四季亭』で満喫できる。

　人気客室は『天の館』３階の露天風呂付客室２室。「天満月」では青森ひばの浴槽で寝湯も楽しめる。フローリング敷きの「心満月」には木曽檜のデザイン浴槽が用意されている。両室ともシモンズ社製ベッド、屋外には開放的なデッキも備えている。宿泊者はさらに特別献立の食事も堪能できる。
　『天の館』６階には上質な雰囲気の特別室「桂舟」。将棋の第 46 期王位戦（羽生善治王位・佐藤康光棋聖のタイトル戦）も行われた由緒ある客室で、家族やグループでの利用にも最適だ。ゆったりと過ごせる。
　通年開催の「天空の楽園ナイトツアー」へのご参加もぜひ。全長２５００ｍ、高低差６００ｍ、所要約 15 分のロープウェイで標高１４００ｍ地点まで向かい、日本一の星空を堪能できる。翌朝には宿に隣接した朝市広場で地元の人々ともふれあえる。