人気温泉旅館ホテル250選に5回以上入選の宿

2024

[ 三重県 磯部わたかの温泉 ]

伊勢志摩ブランド食材を求めて島旅へ。
漁の解禁に合わせたグルメ旅や温泉三昧もおすすめ。
通年で楽しめるブランド食材

画像:福寿荘 メイン写真三大味覚冬

解禁されたばかりの伊勢海老、安乗ふぐ、的矢かきを堪能できる「冬の三大味覚会席」

 御食国として朝廷や伊勢神宮に食物を献上してきた歴史があるように、伊勢志摩には豊富で良質な海産物が揃う。漁獲量日本一を誇る「伊勢海老」。天然とらふぐの「安乗ふぐ」。生食好きの食通が好む「的矢かき」。海女さんの手で一つ一つ丁寧に採取される「鮑」。いずれもが伊勢志摩ブランド食材であり、その美味しさを探し求めるのも島旅の動機付けになる。
 的矢湾に浮かぶわたかの島にあって「伊勢志摩ブランド食材が食べられる宿」として名高い福寿荘。わずか3分の船旅で美食膳にアプローチできる。
 料理は「美味い」を知り尽くした料理長が自ら目利きを行って厳選した食材を用い、その時季最も美味しい調理法で提供している。
 お客様の声から誕生した「贅沢会席」では、伊勢海老一尾の姿造りと肉増量の松阪牛鍋、串揚天麩羅が堪能できる。
 4月から10月にかけて人気を呼んでいるのが、伊勢海老の造りと鮑踊り焼き、松阪牛鍋を同時に楽しむ「三大味覚会席」だ。

画像:福寿荘 かき

的矢かき。

画像:福寿荘 伊勢海老踊り焼き

伊勢海老踊り焼き。

画像:福寿荘 鮑

鮑。

漁の解禁に合わせた美食会席

 漁の解禁時期に合わせた旅もおすすめしたい。下の旬カレンダーを参照してほしい。10月から4月に漁が解禁される伊勢海老は、和具沖から刺し網漁で水揚げされたばかりの新鮮さ。弾力ある身が特徴の極上品だ。
 冬期グルメプランでは11月から3月に解禁される的矢かき、11月から2月に解禁される安乗ふぐとともに味わう「冬の三大味覚会席」が食通を唸らせる。和洋中の調理法で食す「的矢かき会席」や、てっさ、鍋、唐揚げで満喫する「安乗ふぐ会席」も堪えられない旨さだ。

画像:福寿荘 松阪牛鍋

松阪牛鍋。

画像:福寿荘 ふぐてっさ①

安乗ふぐ、てっさ。

画像:福寿荘 コラム用・鯛のかぶと煮

南伊勢町 鯛かぶと煮。

福寿荘の旬紀行カレンダー

画像:福寿荘の旬紀行カレンダー

福寿荘の旬紀行カレンダー

「ウィリアム・モリスルーム」と「和モダンルーム」がお目見え

 全室オーシャンビューの宿。海に近い3・4階に位置し、大窓越しに的矢湾を見渡すハイグレードモダンな和洋室『みさき亭』が人気を呼ぶ。同フロアには宿泊者専用レストランが用意され、夕食と朝食をプライベートに楽しめるのも理由の一つだ。
 2024年8月に新たに誕生したのが、イギリスのテキスタイルデザイナーのパターンが空間随所に施された和洋室「ウィリアム・モリスルーム」。自然の草花や野鳥などをモチーフにしたモリスの繊細で美しいデザインと、光沢感のあるワンランク上の質感が新たなくつろぎを描き出している。
 同年4月に先駆けてリニューアルオープンしたのが「和モダンルーム」。琉球畳の客室とくつろぎスペースがあるフラットな造りで、ミニテラスからはきらめく的矢湾が一望できる。

画像:福寿荘ウィリアムモリス

世界中で愛される「ウィリアム・モリス」のインテリアスタイルに包まれながら過ごせる新和洋室。家族やグループ4名で泊まることができる。

画像:福寿荘和モダン

2024年4月リニューアル。琉球畳のイ草の香りが心地よいミニテラス付の解放感ある「和モダンルーム」。

魅力は湯巡り
海中から湧出する天然療養泉を湯めぐりで満喫

画像:福寿荘 1Q露天風呂

露天風呂を満たしているのは、海中から湧出する天然の療養泉。

画像:福寿荘 22庭園露天風呂姫方露天風呂

露天風呂を満たしているのは、海中から湧出する天然の療養泉。庭園露天風呂「風待ちの湯」は男女入替制で、すべての風呂を湯めぐりできる。写真右側に檜風呂。大きな岩風呂越しにもうひとつの檜風呂や打たせ湯が見える。

画像:福寿荘わたかの島

的矢湾に浮かぶ「わたかの島」。ハート型の形をしていることから「恋人の聖地」に認定されている

 料理とともに温泉でも名高い福寿荘。伊勢志摩の離島で唯一、温泉に入れるのは「わたかの島」だけ。温泉は1300mの海中から湧出する毎分1200リットルの自家源泉。浸かっても良し、飲んでもが良しの天然療養泉だ。
 湯殿は豪快。宿泊棟から湯上り回廊で結ばれた庭園露天風呂『風待ちの湯』では男女入替制で内湯や樽風呂、岩風呂、打たせ湯、歩行湯、寝湯などで湯めぐりが叶う。湯上がりには飲泉所や給茶機、時間限定スイーツセットなども用意され、喉や心も潤う。
 6階には絶景スポットとして人気の展望大浴場『的矢の湾』と『志摩の湾』。波穏やかな的矢湾を朱鷺色に染め上げる朝日が印象的だ。7月から8月にかけては志摩スペイン村の花火も遠望できる。2つの貸切風呂では源泉掛け流しも満喫できる。
 湯上がりには風待ち港として栄えた港町風情や、島を行き交う船を眺める『海ほたるテラス』で冷たい飲物とともに熱りを冷ますのもいい。
 思い出作りには初心者でも楽しめるSUP体験や星空観測、ヨガ体験、堤防での海釣りなどもぜひ。わたかの島をSUPやSUPバイク、シーカヤックなどで一周する「古代神話オノコロアイランドを訪ねるディープツアー」も用意されている。
 海の幸満載の美食と名泉、海眺めの贅沢な時間…。島旅のメニューはとびきりの楽しみに満ちている。

画像:福寿荘

福寿荘へは3分の船旅。

画像:福寿荘

宿で海に一番近い「みさき亭」。眺めとひときわモダンな雰囲気に癒される。

詳細情報
建物 鉄筋6階建 
客室 (全51室)/和室35・洋室2・和洋室14 
食事 夕食:会席料理、朝食:和食 
館内施設 浴場:展望大浴場・庭園露天風呂・貸切風呂、足湯・サウナ、宴会場(12室、30~160畳)、レストラン(100席)、個室宴会場(5室)、クラブ、ティーラウンジ、テラス、売店、エステサロン ※夏季プール 
料金 16,500円~30,800円(税込、入湯税別)
日帰り入浴 1,500円(税込、12:30〜20:00)
チェックイン・チェックアウト チェックイン15:00・チェックアウト10:00 
Wi-Fi 全館
禁煙・喫煙 一部喫煙室・指定喫煙所有り
温泉泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(pH8.20)
施設情報 / 交通アクセス
所在地 〒517-0205 三重県志摩市磯部町渡鹿野517
鉄道 近鉄志摩線鵜方駅下車、タクシー約15分
バス 近鉄鵜方駅南口4番線乗り場から安乗行き約18分、わたかの渡船場バス停下車、徒歩約3分
高速バス わたかの渡船場より渡船約3分(大人片道200円) 
自動車 第二伊勢道路白木ICから県道167号線約20分、わたかの島対岸専用駐車場に駐車
駐車場 乗用車100台・大型10台(EVカー充電器:有り)
送迎 近鉄鵜方駅から(要予約)
TEL 0599-57-2910
FAX 0599-57-2211
URL https://www.fukujyuso.co.jp

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