現代建築の巨匠、黒川紀章氏の夢の結晶。
古き佳きやすらぎと新しき価値が調和する「共生の舘」。
現代建築の巨匠、黒川紀章氏の夢の結晶。
古き佳きやすらぎと新しき価値が調和する「共生の舘」。
「やすらぎと新鮮さに満ちた古き良きもの。私は古いものと新しいものの調和を共生と呼び、自身の建築テーマとしてまいりました。唐破風、欄間、門、連子格子。古き時代の街並みや自然。私が長年育んできた夢の結晶、道後舘が、皆さまの旅にみずみずしい楽しさを広げることを願ってやみません」。道後舘設計者である黒川紀章氏のメッセージであり、館内随所には氏の思いの丈を込めた様々な意匠がちりばめられている。道後温泉本館から坂を登った高台。独特の外観に胸ときめかせて玄関をくぐると江戸期の蔵屋敷をイメージしたロビー。中央には吹き抜けの2階からゆるやかに流れる滝。ロビーを巡る川のせせらぎ…。一歩足を踏み入れた瞬間に和と洋、江戸情緒と現代感覚が共生した黒川紀章氏の世界にいざなわれる。
黒川紀章氏の意思を受け継ぎ、2023年3月に松風楼最上階8階にリニューアルオープンしたのが6室の「和モダンツイン」である。大切な人と特別な時間を過ごすことをコンセプトとする空間は黒川氏オリジナルデザインによるもの。ひときわ上質なくつろぎを満喫する大人2人限定の空間である。眼下に広がる松山城の眺めや松山市街の夜景も滞在に彩りを添えている。
2023年3月1日にリニューアルオープン最上階客室「8階松風楼」和モダンツインルーム。大人2人のための上質なくつろぎの空間。最上階から望む松山城や松山市街の夜景はまさに圧巻。
同じ最上階には、唯一の角部屋和洋室や和モダンと江戸情緒が同居する客室などが揃うが、一番人気は7階に位置する「庭園露天風呂付客室」9室だ。道後温泉100%の引き湯温泉を誰にも気兼ねすることなく満喫でき、宿泊プランによっては夕食も朝食も部屋食でゆっくりと楽しむことができる。
写真は松風楼7階708号室の客室露天風呂「白鷺の湯」。露天風呂付客室9室には名称も形状も異なる露天風呂が用意されている。黒川紀章氏の遊び心の賜物だ。
黒川氏の設計思想を垣間見るのが道後舘3階の庭園付貴賓室である。茶室「儒安堂」のある庭園に接して縁側と内庭が巧みに配されている。庭景色に融け込み、静けさと和の深い情感を味わう宿最高峰の空間だ。そのやすらぎに重なるのが情緒あふれる「湯けむりの道」。古い町並みを彷彿とさせる道を歩みゆけばそこに木と石の野趣にも彩られた大浴場が待っている。三千年の歴史伝わる温泉を露天で醍醐味豊かに楽しみ、あつ湯やぬる湯、寝風呂で気ままに憩う。源泉掛け流し100%の打たせ湯も絶好だ。
夕食は旅籠の時代から受け継がれてきた旅館ならではの本格会席料理を、プランに応じて「部屋食」または半個室の椅子席や掘り炬燵式の小上がり席が用意された料亭「四季・花数寄」で堪能する。瀬戸内の旬の素材や地元産の食材を料理人が厳選し、あしらいから調理、器選び、盛り付けにまでこだわった料理が順次運ばれてくる。まさに至福そのものである。専用厨房を備えた料亭では伊予牛や愛鯛の会席も満喫することもできる。給仕を担当するスタッフの細やかな心配りに、お遍路さんをお接待する心が息づく文化も垣間見る。
詳細情報
建物 | 鉄筋8階建 |
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客室 | (全90室)/和室81・洋室8・和洋室1(内、露天風呂付客室9) |
食事 | 夕食:会席料理、朝食:和食 |
館内施設 | 浴場:大浴場・露天風呂・ドライサウナ・足湯、宴会場(4、16~238畳)、料亭(2室30席)、喫茶、売店、エステサロン |
料金 | 29,300円~(税込、入湯税込) |
日帰り入浴 | 1,800円(税込・入湯税別、14:00~23:00) |
チェックイン・チェックアウト | チェックイン15:00・チェックアウト10:00 |
Wi-Fi | 全館 |
禁煙・喫煙 | 全室禁煙・指定喫煙所有り |
温泉泉質 | アルカリ性単純泉(pH9.0) |
施設情報 / 交通アクセス
所在地 | 〒790-0841愛媛県松山市道後多幸町7-26 |
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鉄道 | JR予讃線松山駅からタクシー約15分 |
自動車 | 松山自動車道松山ICから国道33号線経由約10分 |
飛行機 | 松山空港から「道後温泉駅」行きバス、道後温泉駅停留所下車、徒歩約5分 |
駐車場 | 乗用車60台 |
TEL | 089-941-7777 |
FAX | 089-941-7707 |
URL | https://www.dogokan.co.jp |