特集
SNSの聖地
日本のウユニ塩湖へ
南米ボリビア、標高約3700mのウユニ塩湖は世界で最も平らな場所で、雨季になると塩湖に水がたまって鏡面のように空や雲を映し出す。「死ぬまでに見たい絶景」の一つとして人気の景勝地だ。その光景を思わせる観光スポットが、こんぴら温泉郷から車で約1時間の三豊市にある「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」。ウユニ塩湖のような写真が撮れると話題を呼び、SNS上でも話題だ。三豊市観光交流局のサイトでは「風が凪ぐ日の入り前後約30分間のマジックアワー」で「日没が干潮の前後となる時期」に美しい写真が撮れるとしている。コツはなるべく低い位置でカメラを構えてシャッターを押すことだ。
金刀比羅宮境内で約700年も前から名物の加美代飴の販売を許されている「五人百姓」の一軒が、28代続く老舗飴屋「池商店」。こんぴらさんの69段目にあるお店で御利益飴づくり体験はいかがだろう。原材料は砂糖・水飴・柚子油の3つで、飴を型に流し込み、型から飴を自分で剥して、飴専用の袋に入れてラッピングするまでの工程が楽しめる。
泊まるならココ
・卓越の美食と多彩な湯船の『湯元こんぴら温泉華の湯 紅梅亭』
・こんぴら歌舞伎の世界観の美食宿『琴平グランドホテル桜の抄』
・四国最大級の規模を誇る 『琴参閣』
華やかさ極まる道後アート
道後温泉本館
道後温泉
2024年に改修を終えて全館営業再開し、国内外から多くの観光客を集めた道後温泉本館が、また新たな話題を提供している。写真家・映画監督・現代美術家として唯一無二の世界を紡ぎ出す蜷川実花さんと創造力に満ちたクリエイティブチームEiMによる「道後温泉 DOGO ART」が2027年2月28日まで開催されている。蜷川実花さんは「訪れるたびに惹かれる道後温泉でまた展示ができること、さらに展示以外にもいろいろな取り組みができることを楽しみにしています」と語っている。歴史と文化が積み重ねられた空間と現代の感性とが響き合うアート。そのすばらしさをぜひ、その目で。期間中は、道後ハイカラ通り入口も華やかさをまとった提灯ゲートとなり、多くの観光客の目を楽しませている。
滞在中は松山市内の散策もおすすめ。司馬遼太郎の大河小説をモチーフとした「坂の上の雲ミュージアム」、夏目漱石が松山に赴任の際の下宿「愛松亭」の跡地に建つ「愛松亭 漱石珈琲店」、皇族の立ち寄り所や各界の名士が集まる社交の場として利用された「萬翠荘」、モネやセザンヌの絵画も楽しめる「愛媛県美術館」、元祖宇和島鯛めし専門店「丸水」など、見どころ・食どころも多彩だ。
泊まるならココ
・道後のあらゆる魅力が詰まった『道後プリンスホテル』
・巨匠黒川紀章氏設計の宿『道後舘』
・明治元年創業、能楽堂を持つ老舗宿『大和屋本店』
・夏目漱石など多くの文人墨客に愛された宿『ふなや』
・道後温泉本館間近の近代和風旅館『花ゆづき』
・坊っちゃんの世界を感じるレトロな宿『ホテル椿館』
・現代湯治のための湯宿『道後御湯』
瀬戸内海を
思うがままにクルージング
髙松花樹海温泉
憧れの豪華クルーザーで瀬戸内海を優雅にクルージングして、ここでしか体験できない風景やアート、食を五感で体験してみては。お得なショートクルージングから、好きなルートを決められるフリークルージングまで、自分好みの特別なクルージングが堪能できる。海をのんびり眺めたり、新鮮な海の幸を堪能したり、島の歴史にふれたりが思いのまま。瀬戸内国際芸術祭島めぐりのフリープランや瀬戸内サンセットクルーズなど、多彩なプランが用意されている。2025年には直島に島内10番目の施設、建築家安藤忠雄氏が設計した「直島新美術館」も誕生している。とっておきの旅、記念日のサプライズにも絶好だ。
また、髙松の話題のスポットが四国四県から33棟の建物を移築復元した野外博物館「四国村ミウゼアム」。屋島山麓の広大な敷地に、江戸時代から大正時代に建てられた住宅や作業小屋、寄合い所、芝居小屋、米倉、醤油醸造所などが移築され、先人たちの暮らしの知恵を知ることができる。敷地内には安藤忠雄氏設計の「四国村ギャラリー」や、古民家を改築したうどん店「四国村わら家」、神戸の異人館だった「四国村カフェ」など、多様な魅力を持つスポットが点在している。
泊まるならココ
瀬戸内の多島美を眺める『夕凪の湯HOTEL花樹海』
案山子が暮らし、
妖怪がひそむ…
新祖谷温泉・祖谷温泉
日本文化の研究家・東洋文化研究家として知られるアレックス・カー氏は、祖谷の神秘的で美しい自然が残る環境に惚れ込み、朽ち果てようとしていた古民家を再生して移り住み、その暮らしぶりを海外に発信。今では祖谷に海外から多くの旅行者が訪れるようになっている。険しい山々と深い峡谷に遮られた陸の孤島、祖谷。今に伝わる食文化も習俗も独特のものがあり、訪れる者を飽きさせない。例えば、東祖谷の名頃地区のいたるところに300体以上の「かかし(案山子)」が置かれ、農作業をしたり井戸端会議をしたりする様子に思わず心が和む。「かかし村基本台帳」も用意されて村を賑やかにしているそうだ。
岩手県遠野市と鳥取県境港市と並んで「日本の怪遺産」に認定されている祖谷。道の駅大歩危の「妖怪屋敷」ではこの地に伝わる妖怪伝説を後世に遺すため、地元の方たちが制作した妖怪たちと出会える。吉野川の川霧は八合霧と呼ばれるが、春と秋には名前の由来でもある山の八合目辺りまで川霧にすっぽりと覆われることが多いという。それは妖怪たちが地域の朝の訪れを遅らせようとしているからだ…。そんな妖怪ロマンも息づく。道の駅大歩危にはそんな妖怪話満載の「妖怪村伝説おとろしや」も販売されている。祖谷をめぐる楽しみは想像以上の驚きに満ちている。
泊まるならココ
・ケーブルカーで昇る天空露天風呂の宿『ホテルかずら橋』
・ケーブルカーで谷底まで降りて行く露天風呂の宿『ホテル祖谷温泉』
