特集
三日月ビーチと
斬新な禅の世界を体感
鞆の浦温泉
鞆の浦に滞在するならぜひ楽しみたいのが海の休日。瀬戸内海に浮かぶ田島の東部に位置する「クレセントビーチ」は、約600mのビーチが美しく弧を描くマリンブルーとホワイトサンドの世界。家族や友人とのリゾートタイムに絶好の体験型ビーチだ。前面には源平合戦の伝説が残る矢の島。夏には巨大な海上アスレチックが出現。隣接する海浜公園キャンプ場にはバーベキュー施設なども備えている。
もう一つ、福山で訪ねたいのが神勝寺「禅と庭のミュージアム」。単なる寺院ではなく、現代アートや建築、日本庭園を通じて禅の精神にふれることができるユニークな寺院だ。目玉はアートパビリオン「洸庭」。なだらかな曲面からなるこけら葺き屋根の巨大な建物が、石のランドスケープの上に浮遊しているかのように建っている。小さな扉から吸い込まれるように中に入ると、そこは一度に16人までしか入れない贅沢な空間。自然光が一切入らない暗闇が広がっており、感覚を研ぎ澄ませ、ようやく暗さに順応できた頃に目の前でかすかにゆらめく水面を感じることができる。敷地内では抹茶や煎茶、修行僧が食べる本格的なうどんも楽しめる。
泊まるならココ
270度のランドスケープを誇るラグジュアリーリゾート『ホテル鷗風亭』
湯治のスペシャリスト
ラヂムリエ
三朝温泉
近年、注目を集めているのが現代の生活スタイルに合わせてアレンジした「現代湯治」。免疫力や自然治癒力を高めるホルミシス効果がある高濃度のラジウム泉で知られる三朝温泉の宿では、泉質や歴史、温泉効果、最適な入浴法などの専門知識を持ち、温泉の効能を最大限に享受できるよう効果的な入浴方法や過ごし方についてアドバイスしてくれる「ラヂムリエ」というスペシャリストが現代湯治を提案している。三朝温泉旅館組合の「現代湯治」プランは2~5泊が基本。本格的に健康増進を目指す人には医療機関の指導による温泉プール療法や飲泉療法などのプログラムと健康診断、観光を組み合わせたプラン、リフレッシュしたい人向けにはラヂムリエの温泉入浴案内による湯治と、温泉街散策や森林浴などを組み合わせたフリープランが用意されている。
旅の思い出作りにはスターウォッチングもぜひ。環境省が実施した全国星空継続観察で“星の見えやすさ”で全国1位に輝くなど美しい星空が自慢の地。星座や天体に詳しいスタッフの解説を聞きながら、満天の星や天の川を眺めることができる。
泊まるならココ
・皇族や文人たちに愛されてきた老舗宿『依山楼岩崎』
・三朝随一の湯量を誇る天然温泉宿『三朝館』
伝統工芸体験と境港めぐり
皆生温泉
散歩がてら訪れたいのが体験型観光施設「KAIKEテラス 伝統工芸体験型施設 結 Musubi」。弓浜絣機織り体験、陶芸体験、絵付け体験、黒竹ランプシェード作り体験、ひのきのうちわ作り体験が用意されている。例えば弓浜絣機織りは江戸時代中期を起源とする伝統的な絣織物の製造工程の一つで、事前に染め分けられた絣糸を手織り機で一本一本丁寧に織り合わせて独特の吉祥文様が生み出されている。藍色の生地に白く浮かび上がる素朴で力強い模様と手紡ぎ糸がもたらすざっくりとした温かみのある風合いが特徴で、貴重な体験となる。
ぜひ訪れたいのが177体の妖怪ブロンズ像が立ち並ぶ水木しげるロードでおなじみの境港。国内屈指の天然の良港であり西日本の物流拠点になっている。普段は入ることのできない漁港を「境港おさかなガイド」と回り、境漁港や魚に関する知識を学ぶことができるのが境漁港見学ツアー。水産物の水揚げ風景や高度衛生管理型市場を見学できる。
泊まるならココ
・日本海と融け合う施設と自家源泉の宿『皆生グランドホテル天水』
・大山と日本海を望む自家源泉の宿『華水亭』
・伯耆富士(大山)を望む近代和風の宿『皆生つるや』
日本の
はわいの
中国庭園
はわい温泉
鳥取県のほぼ中央、東郷湖を囲むように位置する「湯梨浜(ゆりはま)町」は、もともとは泊村、東郷町、「羽合(はわい)町」の3つの町村が合併してできた町で、温泉名はこの「羽合町」に因んでいる。代表的な観光スポットが東郷湖畔にある日本最大級の本格中国庭園「燕趙園(えんちょうえん)」。鳥取県と中国河北省の友好のシンボルであり、歴代皇帝が造り親しんだ皇家園林方式の中国庭園がそのまま再現されている。設計から資材の調達、加工まですべて中国で行われ、建物は一度仮組したものを解体した上で日本に運び、中国人技術者の下で再建設されたもの。見どころは皇帝しか使用できない黄色の瑠璃瓦を使用し、皇帝を象徴する五本爪の龍をはじめとした2000以上の彩画が施された屋根。中国雑技ショーも毎日開催されている。
泊まるならココ
湖上露天風呂の宿『望湖楼』
