特集
会えたら奇跡
アカウミガメ
弓ヶ浜温泉
世界的に絶滅の危機に瀕しているアカウミガメを弓ヶ浜海岸で見ることができる…、そのニュースはほとんど知られていない。アカウミガメの中でも北太平洋域に生息するグループは日本沿岸を唯一の産卵場としているそうだが、その回遊生態はほとんど解明されていない。アメリカの研究機関と共同で調査を行っている名古屋港水族館によると、海水温の異常な上昇を引き起こすエルニーニョ現象のような例外的な気象変動によって「暖かい海水の道=熱回廊」が発生し、そこをアカウミガメが通過しているのではないかという新たな仮説を打ち立てている。アカウミガメは一生のほとんどを海の中で暮らし、4月下旬頃から始まる産卵シーズンになると夜の浜に上陸し、産卵場所を探して気に入った場所を見つけると穴を掘って卵を産み落とす。ところが、光や人の気配に非常に敏感なため、人が夜の浜を歩き回ったり、懐中電灯を使ったりすると上陸をやめ、卵を産み落とす前に海に帰ってしまうという。7月上旬頃からふ化し始める子ガメは人が歩きまわることにより砂が踏み固められ、砂の中から出てこられずに死んでしまうこともあるとか。夜の弓ヶ浜で出会えたら優しく見守ってほしい。弓ヶ浜では73匹のアカウミガメの赤ちゃんが、地元小学生の手で海に無事戻されたこともあるという。
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弓ヶ浜に望む贅沢な和風リゾート『季一遊』
女将会長が
ディスクジョッキー!?
観音温泉
毎週木曜日朝のニッポン放送のラジオ番組『上柳昌彦あさぼらけ』内の人気コーナーが、観音温泉の鈴木和江会長が登場する「観音温泉るんるんタイム」。パーソナリティの上柳昌彦氏は初めて観音温泉の取材で訪れたとき、”取材は温泉に入ってからでないと受けない”と鈴木会長に言われて入った温泉のトロトロの湯に驚くとともに、女将鈴木会長の人間的魅力とその壮絶な人生経験、ユンボまでも操作する姿に引き込まれたという。
上柳昌彦氏の番組ブログによれば、ユニークな発想力で様々な苦難を乗り越えてきた鈴木会長が癒しの声で語るその哲学に「生きるヒント」を感じる人が多いという。そのブログも2026年1月29日で第246回を数えている。ブログ内を見ると、観音温泉に訪れた人々からの感謝のメッセージや人生相談的なものがあるほか、例えば「観音温泉で温める旧交!同級生女子5人旅」「観音温泉でつながる子ども・孫の縁」「観音温泉で再確認するニッポンの家族のカタチ」といった来館時のエピソード、さらには「観音温泉の夕食の出汁の味わいを引き立てるものは?」「観音温泉の新鮮な地魚はここから!」「観音温泉水は、なぜ美容液に例えられるのか」など宿の人気の秘密も含めて実に様々な内容で、読んでいるだけでも観音温泉に行きたくなる。ブログには笑顔の鈴木会長の写真が並ぶが、番組内では本音でピシャリと回答する声に背筋が伸びる。オンエアは毎週木曜日の朝5時25分頃。ラジオAM1242とFM93で。きっとファンになる。行きたくなる。
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pH9.5の強アルカリ性の美肌の湯『飲泉・自家温泉掛け流しの湯 観音温泉』
日本にここだけの奇勝
堂ヶ島ジオパーク
堂ヶ島温泉
全国各地にあるジオパークと成り立ちがまったく異なるのが伊豆半島ジオパーク。3つのプレートがひしめき合う本州で、唯一フィリピン海プレート上に位置する伊豆半島は、約2000万年前には数百㎞も南の海底火山群だった。その火山島がプレートとともに北に移動。やがて本州に衝突して現在のような伊豆半島の形になった。約60万年前のことである。その後もプレートの地殻変動や火山活動が続いたことで誕生したのが伊豆半島ジオパーク。世界有数のジオパークだという。中でも堂ヶ島海岸の崖には海底火山の噴火にともなう水底土石流層とその上に降り積もった軽石・火山灰層があり、美しく折り重なる白い火山灰層が堂ヶ島の特徴的な景観を作り出している。堂ヶ島ニュー銀水から望む三四郎島(高島・沖の瀬島・中ノ島・伝兵衛島)は、地下のマグマが上昇して噴火してできた景勝地。その美しさは地質学的ロマンを秘めている。
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日本夕陽百選に選ばれた感動的な夕陽を楽しむ『堂ヶ島ニュー銀水』
さかなのまちを
レンタサイクルでひとめぐり
赤いダイヤとも称される天然焼津ミナミマグロや全国屈指の水揚げ量を誇るカツオで有名な「焼津港」。近海の新鮮なサバやアジが水揚げされる「小川港」。全国でも駿河湾でしか獲れないサクラエビや、大井川の恵みを受けたシラスが水揚げされる「大井川港」。3つの漁港を擁する焼津は日本有数の港町。おすすめしたいのがレンタサイクルで楽しむ観光スポットめぐり。焼津温泉源泉や漁港、水産業発祥の地などをガイドが案内してくれる。行く先々では広大な駿河湾越しに富士山の絶景を望むこともできる。地下約1500mから湧出する焼津温泉は、「温泉総選挙2025」で健康/スポーツ部門の全国第1位に、リフレッシュ部門では5年連続第1位に輝く温泉。誌面があればもっと紹介したい温泉地だ。
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駿河湾と富士山の絶景、1900万年前の地層から湧く温泉『ホテルアンビア松風閣』
オモシロ住職が語る
下田開国物語
下田の了仙寺は幕末の1854年にペリー提督と江戸幕府が日米和親条約が締結した場所として知られているが、見逃されがちな観光スポット。ぜひ訪れて住職の話を聞いてほしい。とにかく面白すぎるからだ。条約交渉が行われた本堂で住職が寺所蔵の様々な画像を見ながら話してくれるのは「下田開国物語」。外国人の描いた地図の話、日本人が描いた世界地図や外国人の顔の話をはじめ、日本は文明国と思われていた!という話や、ペリーを言い負かした日本の役人の話、日米最初の為替レートは圧倒的に日本側が有利だった!?などなど。時間は30分から1時間まで希望に合わせて設定してくれるが、話があまりに面白すぎるのでほとんどの人が時間オーバーしても気付かないとか。「お寺の話は難しい」の常識も覆るそうだ。黒船の原本資料が収蔵された国内最大級の「MoBS黒船ミュージアム」へも入館もできる。聞いて観て損はない。
