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私設美術館の雄、MOAで秀吉や光琳と出会う

熱海温泉

熱海温泉

熱海温泉

世界救世教教祖の岡田茂吉誕生100周年にあたる1982年に誕生したのがMOA美術館。3階建の本館はエントランスから約60mの高低差があり、約200mのエスカレーターで向かう。その間、壁面や天井の照明が刻々と変わり、幻想的な色彩のグラデーションに包まれる。思わず目を奪われるのが史実に基づいて復元した豊臣秀吉の黄金の茶室だ。国宝は尾形光琳の「紅白梅図屏風」、野々村仁清の「色絵藤花文茶壺」、手鑑「翰墨城」の3点。重要文化財67点を含む約3500点もの収蔵品があり、その内容も日本絵画、中国・朝鮮絵画、彫刻、書籍典籍・古文書、陶磁、漆工芸、染織、金工、考古資料など多岐に亘っている。本物だけが放つ存在感に畏敬の念を感じてしまうほどだ。常設展でもたびたび展示替えが行われるため、何度訪れても新しい発見があるのが魅力だという。江戸時代、琳派を大成した尾形光琳が自ら設計して暮らした晩年の京都の屋敷も史料に基づいて復元されている。食も本物志向。地産地消と自然農法素材による日本料理、戸隠・黒姫・八ヶ岳で栽培された霧下蕎麦を五感で味わえる蕎麦店、完全予約制の懐石料理店、茶室、パティシエ鎧塚俊彦プロデュースのスイーツ店などを備えている。熱海に来た価値が、ここにもある。

黄金の茶室

黄金の茶室

国宝「色絵藤花文茶壺」

国宝「色絵藤花文茶壺」

泊まるならココ

・伊豆観光の概念を変えたリゾート『熱海ベイリゾート後楽園』
・源泉掛け流しの天然温泉を楽しめる老舗 宿『古屋旅館』

伊豆高原でもアート三昧
伊東温泉

川奈ステンドグラス美術館

川奈ステンドグラス美術館

意外と知られていないのが伊豆高原にある美術館。一つが「川奈ステンドグラス美術館」で、19世紀と現代のステンドグラスが展示されている。礼拝堂を思わせる館内は、ステンドグラスから漏れる陽光が幻想的な空間を演出している。もう一つが中国で最も著名で人気・実力ともに最高峰の現代中国水墨画家の一人、崔如琢(さいじょたく)氏の日本初の美術館。作品の特徴は筆だけではなく、指・手の甲・掌などによっても描かれていること。その自由な手法によって水墨画の新たな境地が開拓されている。

しずおか遺産のひとつ
熱海・伊東・天城・修禅寺文学散歩

歴史文化資源の宝庫、静岡県ではその魅力的な概要をアピールするべく、令和4年に日本遺産の県内版として「しずおか遺産」認定制度を立ち上げた。その一つが『文学の聖地「伊豆」と温泉~癒しを求めた文豪たち~』だ。

起雲閣(熱海)/三島由紀夫が新婚旅行で訪れ、舟橋聖一、武田泰淳などが執筆。別館で太宰治が「人間失格」を執筆。

起雲閣(熱海)/三島由紀夫が新婚旅行で訪れ、舟橋聖一、武田泰淳などが執筆。別館で太宰治が「人間失格」を執筆。

一碧湖/与謝野鉄幹・晶子がともにこよなく愛した湖。

一碧湖/与謝野鉄幹・晶子がともにこよなく愛した湖。

福田屋(天城)/川端康成が3泊し、「伊豆の踊子」執筆のきっかけとなった宿。宿泊した部屋にも泊まれる。

福田屋(天城)/川端康成が3泊し、「伊豆の踊子」執筆のきっかけとなった宿。宿泊した部屋にも泊まれる。

旧天城トンネ ル(天城)/学生川端と踊子一行も通っており、「伊豆の踊子」の物語はこの峠から始まる。

旧天城トンネ
ル(天城)/学生川端と踊子一行も通っており、「伊豆の踊子」の物語はこの峠から始まる。

修禅寺奥の院護摩堂/修禅寺の開祖は弘法大師空海。泉鏡花は奥の院の夜歩きでの怪異談を記している。

修禅寺奥の院護摩堂/修禅寺の開祖は弘法大師空海。泉鏡花は奥の院の夜歩きでの怪異談を記している。

起雲閣

起雲閣

しゅぜんじ回廊

しゅぜんじ回廊/人気の竹林の小径。高浜虚子や尾崎紅葉、島木健作らも来訪している。

大アミューズメントパークは 遊びの郷、光の郷

イギリス村

イギリス村

ロムニー鉄道

ロムニー鉄道

虹の郷もみじライトアップ

虹の郷もみじライトアップ

修善寺温泉

修善寺温泉から車で5分ほど。東京ドーム約10個分、50万㎡の敷地に、伊豆市の姉妹都市であるカナダ・BC州ネルソン市の古い街並みを再現したカナダ村や、三角屋根が立ち並ぶチューダー様式の街並みなどノスタルジックなイギリス村、日本の古民家の村など、6つのエリアを備えているのが「修善寺自然公園(修善寺虹の郷)」。園内めぐりには3タイプの「ロムニーバス」と日本で唯一の英国製15インチゲージの「ロムニー鉄道」が利用できる。園内には写真映えスポットが目白押し。10月から3月にかけて開催されるのが「修善寺虹の郷イルミ・ザ・ナイト」。イギリス村の洋館に映し出される大迫力のプロジェクションマッピング、光を纏って輝きながら駆け抜ける光るSL・ロムニー鉄道、人の動きに反応して七色の光が流れる「妖精の庭」、光の蝶々が舞う「虹の滝」など、敷地全体が七色の光に包まれる体感型イルミネーションイベントだ。

泊まるならココ

・530年以上もの歴史を持つ名旅館『あさば』
・竹林に囲まれた数寄屋造りの隠れ宿『柳生の庄』
・高台の自然と調和するやすらぎの宿「宙SORA渡月荘金龍」
・夏目漱石も宿泊した歴史の宿『湯回廊菊屋』

キンメのスペシャリストと稲取の海へ

稲取港

稲取港

稲取温泉

稲取といえば金目鯛。ブランド金目鯛「稲取キンメ」を専門に漁業を行っている「稲荷丸」で観光クルーズを楽しむのはいかがだろう。「稲取キンメ」とは稲取漁港で日戻り操業(日の出から操業し、午後四時までに入港)で水揚げされた一本釣りの金目鯛のこと。クルーズは「はさみ石」を至近距離で見学。その後稲取岬を南下し、稲取南側からホテルが立ち並ぶ壮大な景色を眺める約40分の絶景クルーズ。出航時間は11時・12時・14時・15時だから宿のチェックアウト後でも楽しめる。また、毎週土・日曜と祝日の朝8時から12時まで東伊豆町役場庁舎駐車場で「港の朝市」が開催されている。お土産探しにいかがだろう。

泊まるならココ

・全室オーシャンビューと絶景温泉の『いなとり荘』
・朝から舟盛りとキンメ料理&パノラミックな施設で人気の『食べるお宿浜の湯』
・オーシャンビューの絶景を楽しむ老舗旅館『稲取銀水荘』

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