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安曇野をくまなく
本格散策コース
美ヶ原温泉
5万3500㎡の公園内に建つ世界最大規模の美術館が絵本画家いわさきちひろ氏が開館した「安曇野ちひろ美術館」。日本近代彫刻の扉を開いた荻原碌山の傑作の彫刻「女」や「坑夫」、高村光太郎や戸張孤雁などの作品が展示された「碌山美術館」。世界最大、南北およそ1km、約4万5000坪のわさび田「大王わさび農場」。多彩なレジャー施設や空中回廊、イルミネーションイベントが楽しめる「国営アルプスあづみの公園」。これらは安曇野での定番観光スポットだが、NPO法人安曇野ふるさとづくり応援団が提案しているのが安曇野の田園や里山を楽しくトレッキングする30以上ものコースで、どれを選んでも楽しい。例えば、「穂高・等々力地区~水辺の風景と道祖神を訪ねて~」と題したコースは、大王わさび農場をはじめとするわさび田、松本藩主が狩りのときの本陣となった等々力家、江戸時代につくられた数々の道祖神、唱歌「早春賦」の歌碑などをめぐる約2時間の散策プランだ。公式サイトから地図もダウンロードできるから、好みのコースを選んで楽しめる。歩ける観光地、安曇野へ、ぜひ。
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北アルプスの絶景を真正面に望む『信州美ヶ原温泉 ホテル翔峰』
白濁泉と
飲泉のヒミツ
白骨温泉
白骨温泉の湯の白さは、空気に触れて酸化する硫黄泉中の硫化水素ともうひとつ、炭酸カルシウムも大きく作用している。白骨温泉に分布しているのは太古のサンゴ礁からできた石灰石で、2億年以上を要した日本列島の地殻変動にさらされてこの地までやってきたと考えられている。白骨温泉は乗鞍岳や焼岳に降った雨が大地にしみ込み、地下のマグマで温められ、断層破砕帯をくぐりぬけて湧き出している。その過程で地下水に溶け込んだ炭酸カルシウムが温泉とともに地表に湧き上がると圧力の変化で細かな白い粒子になる。それが白骨温泉を白く見せる一因にもなっている。
また、白骨温泉は古くから胃の病に効くと多くの湯治客を集めてきた。実はその要因になっているのも炭酸カルシウムと硫化水素。カルシウムには胃液中の塩酸を中和し、胃内のpHを上昇させることで制酸作用を発揮することから医薬品でも胃・十二指腸潰瘍や胃炎などの治療に用いられている。さらに硫化水素の欠乏は胃粘膜障害を引き起こすといわれ、こちらも治療に応用されている。胃腸が弱い人にあらためて強くおすすめしたい温泉地である。
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・創業280年以上の老舗宿『湯元齋藤旅館』
・神秘的なミルキーブルーの混浴大露天風呂『泡の湯』
松本でも
明神館グループ宿へ
扉温泉
明神館を運営する扉グループは、松本市内に異なるコンセプトの宿泊施設を擁している。例えば「松本丸の内ホテル」は、擬洋風建築として国の登録有形文化財指定の「旧第一勧業銀行松本支店」をリノベーションしたホテル。「里山ヴィラDEN」は、築190年の蔵を要する古民家をリノベーションした宿。信州の昔ながらの農業体験も楽しめる。また、松本藩主が参勤交代の際に休憩した本陣をリノベーションしたのが「里山ヴィラ本陣」。広大な敷地には吹き抜けの母屋、離れ(洋館)、蔵4棟が点在する。連泊したくなる宿ばかりだ。市内では120年前の歴史的建築の名門商家「光屋」をリノベーションした美食スポット、ビストロ「ヒカリヤ」にも立ち寄れる。
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中信高原国定公園内唯一の宿『渓谷のスパ&リゾート明神館』
パワースポット
信濃比叡廣拯院へ
昼神温泉
毎年4月中旬から5月中旬にかけて約5000本の赤、白、ピンクの花々が咲き誇る花桃の里、日本一の星空、365日毎朝開催される朝市、アルカリ成分たっぷりの美肌の湯。昼神温泉の魅力は尽きないが、ぜひ訪ねたいのが「信濃比叡廣拯院(しなのひえいこうじょういん)」だ。温泉郷からほど近く、遙か万葉の時代から歌に詠まれ、源氏物語にも名をとどめる園原の里。そこは東国と西国を結ぶ「東山道」最大の難所だったため、天台宗の開祖最澄が峠を越える旅人のために建てたのが無料の宿泊所だった廣拯院。2000年には比叡山延暦寺から全国で唯一「信濃比叡」の呼称が許可され、2005年には根本中堂建立に伴って最澄の時代から1200年以上燃え続ける「不滅の法灯」が分灯されている。その法灯を参拝できるのが楽しみの一つだ。
天台宗の発祥は中国の天台山という山の名前で、「天」は空を表し、「台」は星を示す。星空が美しい昼神温泉を示唆しているようだ。本堂参拝後には「北辰妙見菩薩星みくじ」で運勢・吉凶を占ってもらうこともできる。北辰とは北極星を表し、天空の中心である北極星を神格化した菩薩を意味している。廣拯院はパワースポットとしても知られ、近隣の神坂峠と恵那山からのエネルギーが龍道(気の通り道)となり信濃比叡へ流れているといわれている。さらには境内の地中に清内路断層が通っており、磁場の強い気の集まる場所となっているという。最後に加えれば、金運を導く白蛇伝説にもふれることができる。どう考えても行かない手はない。
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日本一の星空と花桃を楽しめる『昼神グランドホテル天心』
諏訪湖に息づく
信玄ロマン
上諏訪温泉
黒澤明の映画「影武者」に武田信玄が家臣たちによって諏訪湖に葬られるシーンがある。信玄は上杉謙信との川中島の戦いの後、三河で病に倒れ、甲斐に引き返す途中で亡くなったといわれているが、遺言で遺骸を諏訪湖に沈めるよう伝えたとか。信玄はお諏訪さま(諏訪大社)を武家の守り神として崇め、社殿の造営や社領などを寄進したり、戦いの際にはその都度参詣して武運長久の祈願を込め、諏方南宮法性大明神の旗印を先頭に出陣したという。
こんな話がある。ある民間会社の技師が超音波探知機を使って諏訪湖底の地形調査をしていたところ、一辺25mの菱形がくっきりと浮かびあがった構造物があることに気付いた。信玄の水葬伝説も残る諏訪湖。それは家紋の武田菱ではないか、水中墓ではないかと一時は色めき立ったとか。後日、軍書「甲陽軍艦」に信玄の遺言の記述があること、そして湖底に眠る菱形構造物の位置が諏訪湖両岸に位置する諏訪大社の上社と下社を結ぶ線上にあることが分かり、そのあらましを読売新聞が報じた。信玄の水中墓をめぐる湖底のロマンである。その後、読売新聞と日本テレビによる度重なる合同調査が行われたが、確認にいたらず探査は打ち切りとなっている。諏訪湖畔から眺めれば、信玄の子勝頼の婚約者であり上杉謙信の娘である八重垣姫の像が建ち、伝説とともに観光客を迎えている。歴史好きなら諏訪大社4社をめぐり、信玄が駆け抜けた諏訪を感じてほしい。
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・諏訪湖のほとりに佇む近代数寄屋造りの宿『浜の湯』
世界的評価の影絵、
きり絵、オルゴール
白樺温泉
池の平ホテル&リゾーツが運営する『白樺湖ファミリーランド』は家族三世代で楽しめるレジャー施設。おすすめは森の3つの美術館。中でも「世界の影絵・きり絵・ガラス・オルゴール美術館」は、光と影で色彩豊かな世界を表現する影絵の世界的作家・藤城清治の作品をはじめ、光・影・音によって創りだされた幻想的な世界を観ることができる。展示室の壁全面を埋め尽くす全長30mのパノラマ連作「白樺湖の四季」や、作品の両側を合わせ鏡にした「鏡のイリュージョン」など、ここ以外ではめったに見ることのできない藤城清治の作品群。世界一大きい和紙のきり絵「赤ずきん物語」や「白雪姫」など、着物の型染めの技法を生かしたきり絵の第一人者・辰巳雅章による作品。コレクター垂涎の貴重なアンティークオルゴール。どれもこれも一見の価値がある。
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リゾート施設を備えた新本館が話題の『池の平ホテル&リゾーツ』
