特集
もう行きましたか
新ランドマーク
富士河口湖温泉・富士山温泉
霊峰富士を頂点に見どころ多彩な富士河口湖町。その中でも新たな旅の拠点として賑わっているのが「旅の駅kawaguchiko base」だ。地元農家が育てたフルーツや新鮮な野菜をはじめ2000品目もの商品が所狭しと並ぶ地産マルシェ「あさま市場」でひときわ目を引くのが「MEGU」の商品群。富士山プレミアム牛乳を使用したスイートポテトや県産とうもろこしを練り込んだ「もろこしきんつば」、黒冨士農場の卵でパティシエが毎日手作りする「旅するプリン」などのプライベートブランドだ。県内有数の老舗店やベーカリーなども出店している。山梨名産のワインも約180種。試飲コーナーでは常時16種類のワインをテイスティングできる。
その他にも自然や庭園を眺めながら地産の創作料理が楽しめる「テラスキッチン」を備えているほか、屋外マルシェ、薬膳料理やワイン、おつまみが楽しめるワークショップ、オープンカレッジもある。山梨の魅力がギュッと詰まった河口湖の新たなランドマーク。要チェックだ。
泊まるならココ
・富士山と河口湖の絶景を眺める『若草の宿 丸栄』
・全室テラス付の富士山ビューのリゾート『THE KUKUNA』
・左右均等の富士山を望む『秀峰閣湖月』
・雄大な富士山を眺める最前席『ホテル鐘山苑』
駅近の「夢小路」と
「花小路」
甲府湯村温泉
甲府駅周辺の2つの新施設が話題を集めている。駅北口から徒歩3分に誕生したのが「甲州夢小路」で明治、大正、昭和初期のレトロな街並みが再現されている。見どころは3つのギャラリー。18~20世紀初期のアンティークジュエリーや、草間彌生、ピカソ、シャガール、岡本太郎、竹久夢二などのコレクションの企画展を開催する「小さな蔵の美術館」、甲府出身の作家清水勲の作品を集めた「玉屋 清水勲作品展示室」、そして明治初期まで200年以上時を告げていた鐘を再現した新たなランドマーク「甲府 時の鐘」。日が暮れると時の鐘が曜日ごとのテーマカラーにライトアップされ、夜の夢小路に浮かび上がる。郷土料理の和食ダイニング、地元オーガニック野菜のレストラン、銘菓「桔梗信玄餅」が買える和カフェ、名産の天然石やアクセサリーが揃うショップなども揃う。
もうひとつが甲府駅南口から徒歩約10分、甲府城趾の南に誕生した「小江戸甲府花小路」だ。江戸の城下町風の建物やいぶし瓦を使った灯籠、石畳の路地などが再現され、歴史を感じながらの情緒あふれる散策が楽しめる。小路に並ぶのは焼鳥、イタリアン、中華、鰻、おにぎり、果実処など選りすぐりの12店。江戸時代の芝居小屋を感じる甲府市歴史文化交流施設「こうふ亀屋座」も隣接している。「甲州夢小路」も含めて甲府駅に近いから、電車待ちの時間に楽しめるのが魅力だ。
泊まるならココ
甲府の迎賓館『信玄の湯 湯村温泉 常磐ホテル』
逆断層に見る
地球の歴史
西山温泉
日本列島中央部を横断し、新潟県糸魚川市から長野県大町市・松本市・諏訪市・富士見町、山梨県白州町・早川町を経て静岡市駿河区に至る約250kmにも及ぶ大断層を「糸魚川―静岡構造線」と呼ぶ。大断層の西側は古い時代の地質で、東側は若い時代の地質であることがわかっている。この大断層東側の地域がフォッサマグナであり、およそ1500万年前の日本海の拡大に伴って形成された大地の裂け目と考えられている。
糸魚川―静岡構造線は北部、中部、南部から成り、南部の山梨県早川町新倉の内河内川左岸に見事に露出しているのが「新倉断層」だ。西側の約7000万年前の黒色粘板岩の地層が東側の約2400万年前の凝灰岩類の地層に乗り上げている様子をくっきりと見ることができる。本来は古い地層が下になるが、新しい地層が古い地層の下にずれてしまっている。それを「逆断層」と呼び、国指定天然記念物にも指定されている。「慶雲館」から徒歩数分にあり、見学のための歩道も整備されている。
また、慶雲館から眺める早川は、ほぼ糸魚川―静岡構造線上を流れている。だから左岸と右岸で見られる岩石が異なる。その中でも特異な石が硯山五色石や白凰石。割ると鮮やかな青色をみせるのが白凰石で、慶雲館の「白凰の湯」にも使われている。ギネス認定、世界最古の宿である慶雲館。それすら想像を絶する存在だが、ここには気が遠くなるような地球時間が流れている。
泊まるならココ
ギネス認定、世界最古の温泉宿『全館源泉掛け流しの宿 慶雲館』
みんな夢中で
体験型宝探し
石和温泉
石和市の「彩石の蔵」で家族で楽しめるのが2025年に誕生した「宝石発掘体験SAGASO」。砂場で水辺で洞窟で、冒険気分の宝石探しがエンジョイできる。採掘できるのは天然水晶原石や天然アメジスト原石をはじめ、約30種の世界のパワーストーンやシャイニングストーンなど、見つけてのお楽しみ。アンモナイトや三葉虫の化石もあれば、何とダイヤモンドなどの景品と交換できる「武田小判」も隠れている。発掘時間は30分で宝石取り放題。見つけた石はもちろんお土産になるし、採掘した宝石でクラフト体験も可能だ。宝箱から専用スプーンで天然石や宝石を採掘する「オトナの宝石探し」も楽しめる。
泊まるならココ
県下随一の大型宿『華やぎの章 慶山』
伝統の手漉き和紙
その確かな筆ざわり
下部温泉
武田信玄の任により、修善寺で和紙製法の修行を積んだ身延町西嶋生まれの職人が製法を持ち帰ったことから始まった西嶋手漉和紙。和紙を手にした信玄は大変喜び、その紙を「西未」と命名している。江戸時代に身延町のある富士川流域に広まった西未の和紙作りは、明治大正時代の機械による大量生産の波に飲み込まれることなく、様々な技術や素材の改善を経て手漉きにこだわり続けてきた。現在は紙問屋や書道家の研究によって完成させた手漉き画仙紙が主力だが、墨色の独特な発色やにじみ具合、筆ざわりが多くの書道家を魅了している。
その和紙作りが体験できるのが「道の駅にしじま和紙の里かみすきパーク」。体験メニューは好きな文字を入れて和紙を仕上げる字漉き、うちわ漉き、灯り漉き、タペストリー漉きなど。西嶋の書道用紙に試し書きもできる。書道を志す人ならば西島和紙、そして同じく山梨県の名産、早川町の銘硯「雨畑硯」を入手すれば自宅で本格的な書道修行に打ち込める。
泊まるならココ
泉質の異なる2源泉を12の湯船で楽しめる『下部ホテル』
