特集
想像もつかない広さと寒さを肌で体感
十勝川温泉
雄大な北の大地「十勝平野」を感じるアクティビティが目白押しの十勝川温泉。「十勝ネイチャーセンター」で楽しめるのが上空約30mから十勝を一望できる早朝気球体験や、十勝川をラフティング
ボートで下るネイチャーツアーだ。また、日本一広い牧場として知られるのが「ナイタイ高原牧場」。東京ドーム358個分といわれてもまったく想像できない。見渡せば地平線まで続く芝の絨毯。野生の鹿も遊びに来るとか。牧場内では全面ガラス窓の展望カフェなどを備えたナイタイテラスで景色を楽しみながらくつろげる。
北海道で一番標高の高い湖が「然別湖」。804mの山の上にある。2つの山の火山活動によってできた天然のダム湖で、透明度抜群。厳冬期には氷の厚さが1mほどまでに成長するため、真冬の凍った然別湖に現れる幻の村「然別湖コタン」では氷上露天風呂や宿泊できるアイスロッジ、氷の装飾が美しいアイスバーなど未体験の氷の世界に浸れる。
泊まるならココ!
・十勝川の絶景を眺めるモール温泉旅館『観月苑』
・モール温泉の湯めぐりが人気の『十勝川温泉第一ホテル』
北海道の屋根を空中散歩
層雲峡温泉
日本で最も早く秋の訪れを告げるのが大雪山国立公園。おすすめは道内最高峰、標高2291mの旭岳の絶景を楽しむロープウェイ。標高約1100mの山麓駅と標高約1600mの姿見駅間の標高差約500mを結ぶ空中散歩が楽しめる。眼下には森林、視界遥かに2000m級の連山、6月中旬頃なら姿見駅周辺で日本一遅く咲く桜、チシマザクラに出会えるかも。秋の訪れは例年8月下旬頃から。赤く色づいた山肌に9月下旬頃からは黄色に色づいた葉も目立ち始め、やがてパッチワークの絨毯のような美しい景観が展開する。
もうひとつの空中散歩が「大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ&リフト」。ロープウェイが発着する層雲峡山麓駅から101人乗りのゴンドラでまず5合目へ。高山植物で埋め尽くされる夢のような風景や樹海、石狩川、大峡谷を見下ろしながら空中を滑るように上昇していく。見上げれば次第に黒岳頂上も迫ってくる。5合目から標高1984mの7合目まではペアリフトに乗り継いで15分。標高が上がれば5合目とは異なる荒々しい岩肌の景観へと移り変わり、迫力を増した黒岳の姿を間近に感じることができる。頂上からは盛夏でも残雪の残る大雪山連峰の雄大なパノラマを一望できる。
泊まるならココ!
・層雲峡の高台に建つ温泉リゾート『ホテル大雪 ONSEN&CANYON RESORT』
・ダイナミックな峡谷を眺める老舗ホテル『層雲閣MOUNTAIN RESORT1923』
約400種、2万点の海の仲間たちがお出迎え
登別温泉
地獄の鬼たちも仲良くしてくれるけれど、海の仲間たちともぜひお友だちに。『登別マリンパークニクス』は全国でも珍しいお城の中の水族館。シンボルはデンマークに実在する古城をモチーフにして建てられた水族館「ニクス城」。300トンの寒流水槽トンネルと620トンもの水をたたえる暖流水槽のトンネル、高さ8mの水槽の中を行き交う色とりどりの魚たちを眺めるクリスタルタワー、金魚万華鏡、北海道に生息するオオカミウオなどを眺めるアクアギャラリー、水上エスカレーターなどのファンタジックな施設が揃い、北海道最大級の400種、2万点もの生きものたちが織りなす静寂と躍動の世界を楽しむことができる。イルカやオットセイ、イワシのパフォーマンス、ペンギンパレードなどダイナミックなアトラクションも用意されている。
泊まるならココ!
・原生林の中に佇む「家」 『登別温泉郷 滝乃家』
・登別の迎賓館『祝いの宿 登別グランドホテル』
・全室が展望風呂付スイート『望楼NOGUCHI登別』
・5泉質が楽しめる巨大温泉リゾート『第一滝本館』
・日本最大級の露天風呂の『ホテルまほろば』
支笏湖の3つの不思議
丸駒温泉
北海道の湖は凍るもの、と思っている人は意外に多い。丸駒温泉のある支笏湖は日本最北の不凍湖。なぜ凍らないのかというと、寒くなると次第に湖の水温も下がっていくが、支笏湖は東京タワーがすっぽり入ってしまうほど大きく深く、しかも琵琶湖に次いで貯水量が多いため湖全体の温度が一定に下がり、結氷する前に春が来てしまうからだ。冬には風と波で飛ばされた湖水が周辺の植物に付いたまま凍ってしまう「飛沫氷」を見ることができる。まるで花が咲いたように美しく、不凍湖でしか見られない不思議な現象だという。
丸駒温泉旅館は支笏湖畔に佇む老舗温泉旅館。日本秘湯を守る会の会員宿である。天然露天風呂は全国にも数少ない足元湧出湯で、それすら珍しいのに露天風呂そのものが支笏湖と水門でつながっているため、湖の水位に合わせて露天風呂の深さが変わるのが特徴になっている。だから湖の水面と湯面の高さが常に同じで、まるで自然と一体化したような不思議な感覚が楽しめる。この水門の温度調整は大ベテランのスタッフが毎日手作業で行っているという。
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大正年間創業の湖畔の宿『丸駒温泉旅館』
マグマが生んだ強酸性の湯
日本最大のカルデラがあるのが弟子屈で、そのカルデラ中央に息づく硫黄山の地下マグマで熱せられた湯が地下の岩盤層を流れ、地上に噴き出している場所が川湯。湯は温泉街を流れ、湯けむりを上げながら屈斜路湖まで注ぎ込む壮大な湯の道をつくりだしている。泉質はレモンよりも酸っぱく感じる強酸性硫黄泉で殺菌効果も抜群。散策時には「川湯岩盤テラス」で蒸気浴も楽しめる。
