人気温泉旅館ホテル250選に5回以上入選の宿

2024

[ 宮城県 南三陸温泉 ]

インフィニティ風呂や深層天然温泉。震災を風化させない語り部バス。
A級グルメ、星空観察…。南三陸への旅は、驚きと感動の連続。

南三陸ホテル観洋 温泉

オーシャンビューの露天風呂に浸かりながら眺める志津川湾。果てしない海や大空の広がりが気持ちを大らかにしてくれる。至福の時間だ。

南三陸ホテル観洋 全景

志津川湾から見上げるホテル観洋。

南三陸ホテル観洋

仙台駅からの無料送迎バス(要予約)。

インフィニティ風呂や深層天然温泉。震災を風化させない語り部バス。
A級グルメ、星空観察…。南三陸への旅は、驚きと感動の連続。

リアス式海岸の岸壁上で太平洋を抱くように佇む10階建の白亜のリゾート、ホテル観洋。ロビーから窓一面の海景色は訪れた誰をも感動させる。オーシャンビューの客室からは遮るものなく大海原が広がり、朝な夕なに移り変わるドラマティックな眺めを目の当たりにできる。海上をカモメやユリカモメも飛び交い、部屋の窓を開ければウミネコもやってくる。

人気はこれらの絶景を望む「インフィニティ温泉」。宮城県内では珍しい太平洋に湧く深層天然温泉が湯船にあふれ、海に突き出した露天風呂に浸かりながら海と視線ひとつにふれあえる。東館2階と南館4階には大ガラス越しに海を眺める大浴場もあり、湯面と海がひとつにつながっているような感覚も楽しめる。

南三陸ホテル観洋 客室にカモメ 客室のワイドな窓越しにカモメがお出迎え。

南三陸ホテル観洋 大浴場

東館2階と南館4階にある男女それぞれの大浴場。ゆったりとした湯船も気持ち良く、見渡す限りの大海原の眺めにも癒される。

眼下の志津川湾にはカキやホヤ、ワカメなどの養殖場や豊かな海の幸が揚がる小規模な漁港が点在する。2009年からホテルの女将が「食で街おこし」と企画立案して始まった「南三陸キラキラ丼」もこの豊潤な海からの贈り物。南三陸のA級グルメとして名物になっている。
ホテルを運営する阿部長商店では、三陸沖で水揚げされた豊富な魚や加工品を全国に出荷し、三陸の美食の普及に努めている。鮑の踊り焼きや気仙沼産のふかひれ姿煮など、その季節一番の旬の魚介を用いた料理もまさに絶品だ。いつ訪れても海の幸たっぷりの美食が楽しめる。

南三陸ホテル観洋 南三陸キラキラうに丼

甘くとろける「南三陸キラキラうに丼」(5月~8月)。

南三陸ホテル観洋 観洋ふかひれ姿煮

ミシュランガイド宮城版で3つ星を獲得した「ふかひれの姿煮」(一例)。

南三陸ホテル観洋 お料理

「南三陸キラキラいくら丼と鮑の踊り焼き御膳」(一例)。季節替わりで鮑やウニ、イクラなど新鮮な地元素材を盛り込む「南三陸キラキラいくら丼」は「フード・アクション・ニッポンアワード2014」審査委員特別賞を受賞している。

震災の記憶を風化させず、未来へ

東日本大震災の記憶を風化させてはならない。「もの言わぬ語り部」として被災したままの姿を残すのがホテル所有の「高野会館」と阿部長商店創業者宅の「命のらせん階段」であり、ともに震災伝承施設に登録されている。ホテルでは一人でも申し込める『震災を風化させない語り部バス』を毎日運行し、これらの震災遺構を案内しながら防災や減災の学びの場を提供し続けている。

南三陸ホテル観洋 語り部バス 「 震災を風化させないための語り部バス」。スタッフがガイドを務め、町を案内する。

これまでに延べ46万人が乗車しているそうだ。こうした活動などが評価され、ホテルは「第3回ジャパン・ツーリズム・アワード」を受賞している。民間でこのような活動や「語り部シンポジウム」の開催を地道に継続しているケースは例がない。2024年元日の能登半島地震の記憶もまだ新しいだけに、未災地にホテルの想いが届くことを願うばかりだ。

目の前の志津川湾をクルージングする「志津川湾観光船」が志津川漁港発着で運航している。ラムサール条約に登録された湾は穏やかな海岸美や豊かな海に広がる養殖棚、荒島、野島、国天然記念物の椿島などの景勝で知られる。野鳥も多く、ウミネコたちが手の届く距離までやってくる。

南三陸ホテル観洋 観光船 志津川湾を巡る観光船でクルージング。志津川湾は様々な野鳥たちが息づく別天地。

また、南三陸エリアは星空観察にも絶好の地。環境省の「夜空の明るさ調査」でもお墨付きで、るるぶトラベルの「美しい星空が見えるおすすめ宿10選」にも選ばれている。ホテルでは月2回、屋上を開放して「スターパーティ」を100回以上も開催している。晴天率が奇跡的に高い天文イベントだ。3名の星のソムリエの説明による星と星座、銀河・星雲の世界の話が何とも楽しく思わず引き込まれてしまう。こうしたイベント情報を含め、ホテルの旬な情報を知りたいときはホテルの公式ブログや各種SNSをチェックしてみてはいかがだろう。公式ブログはもう6000回以上も投稿されているそうだ。
帰路には宿泊者無料で月曜〜金曜出発の「観光付シャトルバス」が運行。クラフトショップや野菜直売所のある「道の駅津山もくもくランド」と「柳津虚空蔵尊」を巡りながらプラスアルファの思い出作りを叶えてくれる。ここでしか絶対に体験できない幾つもの感動がちりばめられたホテル。きっと心に深く刻まれる旅になる。

南三陸ホテル観洋 日の出

温泉に浸かりながら眺める荘厳な日の出や神秘的な月も印象的だ。

詳細情報
建物 南館(本館):鉄筋10階建・東館(新館):鉄筋10階建 
客室 (全212室)/和室170・洋室21・和洋室21
食事 夕食:和食(海鮮和食膳)、朝食:バイキング
館内施設 浴場:大浴場・露天風呂・ドライサウナ、宴会場(10室、64~345畳)、コンベンションホール(500人)、レストラン(93席)、カラオケ(6室)、クラブ、麵どころ、ティーラウンジ、ゲーム、売店、結婚式場、夏季プール
料金 14,340円~31,940円(税込、入湯税込) 
日帰り入浴 1,000円(税込、11:00~15:00、最終受付14:00) ※震災を風化させないための語り部バス/大人500円・小人250円 
チェックイン・チェックアウト チェックイン15:00・チェックアウト10:00  
Wi-Fi 全館(※一部つながりにくい場所も有ります。ご了承ください) 
禁煙・喫煙 全館全室禁煙・指定喫煙所有り
温泉泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(pH6.1)
施設情報 / 交通アクセス
所在地 〒986-0766 宮城県本吉郡南三陸町志津川黒崎99-17 
鉄道 JR気仙沼線(BRT)陸前戸倉駅から車で約5分(※送迎有り・要予約) 
自動車 三陸自動車道桃生津山ICから国道45号線、約25分 
駐車場 乗用車200台
送迎バス JR仙台駅東口から宿泊者限定無料シャトルバス(迎え13:30発、送りホテル10:15発、予約要)
TEL 0226-46-2442
FAX 0226-46-6200
URL https://www.mkanyo.jp

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