更紗のように柔らかく温かく、心地良く…。印象優しいおもてなしの宿、皆生つるや。憩いは中国地方最高峰の大山の眺めとともにあり、特に東館8階の露天風呂付貴賓室「松鶴」「瑞鶴」は「伯耆富士」大山と日本海を望む純和風空間として変わらぬ人気を博している。2023年11月にリニューアルオープンしたのが南館6階のコンフォート和洋室だ。日本海を遠望するのが48㎡のコーナールーム「夢鶴」。もう1室がコンパクトな「ベッド付コンフォートルーム」。どちらもスタイリッシュな内装と琉球畳敷きの和室にハリウッドスタイルも可能なツインベッドを備え、和モダンの心地良いリラクゼーションを演出している。ひと足早く誕生したコンフォート客室「遊鶴」も含め、快適さは申し分ない。

1階には2023年にグレードアップして誕生した鉄板焼き専門レストラン「ステーキハウス蘭」。目の前で調理される上質な山陰産和牛や新鮮なシーフード、産地を選りすぐった野菜、デザートを楽しむ各種コースが用意されている。朝食は日本の宿の朝ごはん。県産こしひかりに絶品の鰈の一夜干し、宍道湖産シジミの味噌汁に食も進む。

館内での憩いを彩るのが「つくよみの庭」。LEDでライトアップされる夜には神秘とも幻想ともいえる情景で見る者を魅了する。日本海に沈む夕日や早朝の光に浮かび上がる大山に出会えるのも皆生温泉の楽しみだ。