札幌中心部からわずか30㎞ほどの身近な地にありながら、圧倒的な自然美に彩られた定山渓温泉。札幌の奥座敷リゾートとして名高い定山渓万世閣ホテルミリオーネは、施設とおもてなし、あらゆる面で地域の恵みを生かした多彩な楽しみ方を提案している。
定山渓の山々を眺める非日常な滞在を約束しているのが2021年10月にグランドオープンした施設群だ。人気は地上45ｍの13階に誕生した定山渓地区初の「展望サウナ付洋室」2室で、季節の彩りや豊平川の渓谷を眺めながらリフレッシュ感ひときわの滞在が楽しめる。サウナは高温の息苦しさを我慢しなくていいフィンランド式セルフロウリュサウナで、114㎡の「展望貸切サウナ saunoa room」付洋室には朝日岳に対峙するボックス型フラットベンチ、72㎡の「展望サウナ付洋室」には人体にフィットする二段の曲線ベンチが設置されている。テラスには水風呂と外気浴や眺めを楽しむリクライニングチェアも設置され、まさに「四季と、ととのうサウナ」となっている。11～13階には渓谷美を一望する「温泉展望風呂付洋室」14室も誕生。4名でも泊まれる80㎡のゆとり空間だ。温泉は無色透明でまろやかさが特徴のナトリウム- 塩化物泉で、冬でも身体を芯から温めてくれる。

この「展望サウナ付洋室」と「温泉展望風呂付洋室」の宿泊者のために用意されているのが個室食事処『Kuksa』で味わう創作季節会席。茶室の躙口さながらの入口、落ち着きある木調の内装、自然や野山の色合いで選定した器、全国から選び抜いた新鮮な旬の幸…。北欧で”贈られた人が幸せになる“という意味の店名どおり、ホテルの思いが込められたプレミアムなひとときを存分に満喫できる。

ひときわの楽しみは、定山渓の恵み、56カ所の泉源から自然湧出する温泉郷ならではの豊かな温泉を湛えた大浴場『美泉』だ。
約450㎡の大空間には新緑、深緑、紅葉、冠雪、樹氷など定山渓の山々の季節の移ろいを眺める庭園露天風呂や内湯、和風呂があり、時間の許す限り柔らかな肌ざわりの湯を堪能できる。内湯にはリラックス効果抜群の寝湯も用意されている。2024年にサウナは広いオートロウリュタイプにリニューアル。水風呂も深さ1.1ｍとバイブラタイプの水温の異なる2種となり、より「ととのう」が叶う。

待望の料理は北海道の野菜や魚介がメインの和洋中ビュッフェ、創作季節会席、居酒屋でお酒とともに楽しめる季節ごとのセットメニューと実に多彩だ。夕食は定番料理と合わせて和洋中約80種の手作りメニューのビュッフェ。カラフルなマルシェさながらのレストランで満喫できる。ライブキッチンではミリオーネ自慢、本格仕込みの石窯焼ピッツァと30日間以上熟成させたエイジングビーフも人気を呼ぶ。朝食も夕食に負けない70品のビュッフェ。和洋の手作り料理を、握りたてのおにぎりやパン工房の焼きたてパンとともに味わえる。